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コロナウイルスで預金封鎖が噂されている?!アメリカ非居住者がSSN無しで銀行口座を開設する2つの方法 クレカ申し込みも可能

09/17/2018

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海外の銀行で口座を開設する人が増えてきていますよね。

海外口座を持つメリットはいくつかありますが、やはり最大の理由は、日本の金融破綻対策としての口座開設ではないでしょうか。資産を海外にも持つことで万が一に備えるというわけです。


コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響で、日本のみならず各国で金融破綻が起きる可能性はゼロではないと思います。預金封鎖が噂され、私が住むマイアミでも一時的にATMに人が殺到しました。

預金は分散することでリスクが軽減されるので、あらゆる状況に備え、海外の銀行に預金することの重要性を改めて感じました。


非居住者でも比較的簡単に口座開設ができる国として有名なのは香港です。ただ、香港は中国政府のリスクが怖いので、先進国で政治力や経済力に優れているアメリカでの口座開設が安全だと個人的には思います(コロナ危機がお収まるまでは、アメリカが安全だとは言い切れませんが)。

SSN(ソーシャルセキュリティー番号)を持っていないアメリカ非居住者がアメリカの銀行口座を開設する方法を下記の通り紹介します。



本記事の内容は、非居住者の友人と家族が実際に手続きをした際の情報を元に書きました。

Citibankの情報に関しては、ビジネス英語ができる私自身がアメリカで店舗に4回訪問、カスタマーサービスに2回電話をして収集した情報を紹介しています。

手続きの方法は変更になる可能性がありますので、実際に手続きをされる際は、ご自身で再度お確かめください。

こんな方におすすめ

  • アメリカの銀行口座を開設したいアメリカ非居住者
  • アメリカのクレジットカードを持ちたいアメリカ非居住者
  • アメリカ移住予定でクレジットスコアを今のうちに貯めたい方

アメリカ渡航中にCitibankで口座開設

一つ目は、アメリカ渡航中にシティバンクで口座を開設する方法です。

Chase銀行では、SSNというソーシャルセキュリティーナンバー(日本でいうマイナンバー)がなければ口座開設は不可能だと言われました。

シティバンクでは、ソーシャルセキュリティーナンバーどころか、アメリカに非居住者でも口座が開設できるそうです。

つまり、旅行や出張などで渡米した際に口座を開設できてしまうのです。フィリピン人の友人が2019年12月に先日手続きを済ませました。

出張や家族に会うことを目的に頻繁に渡米する人、今後駐在または移民を考えている人、買い物や通院目的で頻繁に渡米する人、資金を海外に分散したい人、アメリカへ海外送金をしたい人などがいるようです。

Citibankは日米間の送金手段として便利な銀行だと聞いたことがあります。アメリカ駐在員はChaseやBank of Americaを現地のメインバンクとして利用して、Citibankは送金目的でサブとして持っているというケースも少なくないようです。

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必要書類

必要書類は:

・パスポート

・住所を証明する書類
(住所が記載されている光熱費の請求書など)

口座に入金用の現金$1,000以上
(口座維持手数料は$1,500以下の残高で発生します。詳細は本記事で後ほど紹介します)

日本の請求書は日本語ですので、銀行の担当部署で翻訳をして確認するそうです。当日に口座を開設することはできません。

個人的には、住所が英語表記になっている国際運転免許証の方が手続きがスムーズにいくと思い、銀行員と電話のカスタマーサービスに確認しました。

国際運転免許証で問題ないと言う銀行員と担当者に確認しないとわからないと言う銀行員がいたので、国際免許証が100%大丈夫だとは言い切れません。

国際免許証があっても、念のために日本から光熱費の請求書などを持参してください。

非居住者でフィリピン国籍の友人は、アメリカC1Dビザ(パイロットやフライトアテンダントが持つビザ)があったので、パスポートとビザを提出し、その日のうちに口座開設ができました。ビザがない場合、フィリピンの運転免許証であれば翻訳が必要ないので当日手続きができるそうです。

アメリカでは担当者によって違うことを平気で言うので、IDや書類など、持っている書類は全て持参するといいと思います。

ちなみに、私のようにアメリカ在住者でSSNを取得している場合は、SSNを持参するとスムーズです。私がCitibankで口座開設をした時は、SSNと就労許可のEADを持って行きました。

手続き方法

オンラインや電話でも口座開設は可能です。

個人的にオススメしたいのは、電話の場合はたらい回しにされて時間がかかることが多いので、店舗で手続きを済ませてしまった方がいいと思います。

非居住者は、請求書の翻訳等で手続きに時間がかかる場合があるので、当日口座開設を完了させることは難しいようです。渡米後できるだけ早く手続きをするのがいいですね。

渡航前に請求書の翻訳を用意して持参したら当日手続きが完了できるかについて質問しましたが、これに関しては銀行員もカスタマーサービスも分からないようで回答が得られませんでした。

口座を開設したい旨を伝えると個室に通されるので、あとは聞かれたことに答えていきます。私はチェッキングとセービング口座を作りました。

セキュリティーコードやパスワードなどを設定してもらい、デビットカードがその場で発行されます。

こちらは仮のカードで、2週間以内に新しいカードが届くそうです。

新しいカードはオンライン、電話、ATM、店舗でアクティベートする必要があります。非居住者は知り合いなどの現地住所を借りて、そこにカードが届くようにしても良いそうです。

Citibankのモバイルアプリをダウンロードし設定もその場で済ませました。分からないことは後で電話で聞くより、その場で確認した方が簡単ですよね。

手続きにかかった時間は20分ほどでした。

クレジットカードも申請できる

さらに驚いたことは、非居住者は口座の開設だけでなく、アメリカのクレジットカードの申請も可能ということでした。

アメリカで生活をする上で、「クレジットヒストリー」は非常に重要になります。
クレジットカードの支払いを期日までに済ませることでポイントが貯まり、信用度

私が移住した時は、夫婦揃ってスコアーがゼロだったので、アパートの契約や車の購入などで不便がありました。

アメリカに移住する前にアメリカのクレジットヒストリーを作る方法があるとは驚きです!非居住者の友人もクレジットカードの申請をしました。

口座維持手数料

私が申し込みをした一般的な種類の口座(Basic Banking Package)は、口座に$1,500以上の残高、給与振込みの口座に指定する、65歳以上、手数料は発生しません。アメリカでは日本と違い、預金残高が一定額を下回ると口座維持手数料が発生するんですよね。

ちなみに、手数料は月$12です。

デメリット

Chase銀行などと違い、SSNなしで誰でも簡単に口座が開設できることから、悪用防止のために利用に制限があるそうです。

例えば、口座を開設して半年は、$500の小切手をアプリで入金することすらできないので店舗まで出向く必要があります。半年後でも$5,000以上も制限がかかってきます。

高額な入金や出金も制限があるようです。

キャンペーンを利用する

<<紹介キャンペーン>>
Citibankの口座が開設できたら、今後新規顧客を紹介すると紹介者に$100が入金されます。これは、基本的にいつでも利用できるキャンペーンのようです。

新規申請する側にもメリットがあります。Citibank利用者から紹介であれば手続きがスムーズになると言っていました。顧客の知り合いであれば安心という判断かもしれません。

紹介キャンペーンを利用する場合は、一緒に銀行に行ってもらうか、紹介番号(Reference number)を事前に確認する必要があります。電話では発行してもらえないので、店舗まで行く必要があります。

<<$600がもらえるキャンペーン>>
こちらの$600もらえるキャンペーンは、不定期でやっているものです。

キャンペーンの条件:
・7/1/18 – 9/30/18にCity Priority Account Packageでチェッキングとセービング口座を開設する
・口座開設から30日以内に、チェッキングとセービング口座のどちらか、または両方で合計$50,000以上を入金する
・60日以上$50,000を口座に入金しておく
・$600が入金される


Citybank HPより

信じられないほど条件がいいですね!ここまでの預金はないので私は利用できませんが、ぜひキャンペーンの時期を狙って口座開設してみてください。

昨今の異常気象や大型地震の異常発生により日本に財政破綻が起きるのではないか?という懸念がありますが、万が一そのようなことになっても、Citibankはアメリカ政府の管轄なので、日本政府がアメリカの口座まで手を出すことはできません。何となく安心ですね。

日本で三菱UFJ銀行の子会社「ユニオンバンク」で口座開設

2つ目は、渡米せず三菱UFJ銀行の子会社である「ユニオンバンク」で口座を開設する方法です。

三菱UFJの口座があればユニオンバンクの口座が開設できます。家族がパートの専業主婦ですが、問題なく開設できたようです。

ユニオンバンクに関しては、私自身は口座を開設していないため、ざっくりとした紹介になります。

三菱UFJ銀行の口座が必要になります。

申請方法

ユニオンバンクは日本語でも対応が可能なので、英語が苦手でも心配ないのがいいですね!
日本語専用ダイヤル&アメリカ支店情報

口座開設は店舗ではなく郵送で受け付けています。
ユニオンバンクの申込み用紙

「取次依頼書」「預金口座開設申込書」の提出が必要です。

必要書類

以下の内、2つの書類のコピーを郵送する必要があります。

・運転免許証

・パスポート

・住民基本台帳カード(写真付き)

・クレジットカード

・健康保険証

・個人番号カード

・運転経歴証明書

・在留カード

・特別永住者証明書

手続きにかかる時間

手続きが完了し、日本の住所まで銀行のカードが届くまでに1ヶ月ほどかかったそうです。

書類の不備などがあるとさらに時間がかかります。

銀行カードを受け取った後はオンラインバンキングを利用することが可能です。

入金方法

口座を開設したら、日本の銀行口座からユニオンバンクに送金します。送金手数料などが発生する場合があります。

日本の金融破綻対策として口座を開設した人は、いよいよ日本が危ないという時にすぐに送金して資産を守ることができます。日本政府が預金封鎖などを行う前に海外に資産を移してしまうというわけです。

ユニオンバンクは三菱UFJの子会社ですが、日本の銀行ではありません。日本に財政破綻が起きた場合、アメリカ政府が預金封鎖を許すわけがありませんし、日本が手を出すこともできないはずです。
ただ、100%この方法で資産が守れるかというと、それを証明する情報を見つけることができませんでした。ユニオンバンクのHP

では、日本が金融破綻しなかった場合、ユニオンバンクで海外に送金した資金は手数料などで損をするかというと、私はそうは思いません。

ユニオンバンクで通貨の変動を利用し利益を得ることが可能だと思います。

日本の銀行でドルやユーロの外貨預金をしている人は少なくはないと思います。私もそのうちの一人です。

例えば、$1 = 90円の円高を狙って円をドルにし、そのお金が$1 = 130円の円安になったタイミングでドルを円に戻すという単純な方法で、私のような超素人でも、少額の資金でもできる資産運用だと思います。

ユニオンバンクで口座開設をし、要は同じことをアメリカの銀行でするだけですよね。

日本の銀行に預金するぐらいであれば、円高の時にユニオンバンクに送金をし、円安になったら日本の銀行に送金することで手数料を引いても利益を得ることも可能だと思います。

デメリット

アメリカ国内で、ユニオンバンクのカードを使って支払いをしたり、銀行でアメリカドルを出金することができるそうです。

デメリットは店舗が西海岸にしかないことです。つまり、出金する場合、他社銀行のATMを利用すると手数料が発生します。Bank of AmericaやChaseのATMで出金した際は、$3 の手数料が発生したようです。

年に最低一度は、入出金等何かしらの形でお金の動きがない場合は、手数料が発生します。

個人的には、グアムやハワイを含めアメリカ全土に店舗があるCitibankでの口座開設が便利だと思います。アプリも使いやすいので、管理も楽です。

ソーシャルセキュリティー番号(SSN)無しでは、原則アメリカの銀行口座は開設できませんが2つだけ方法があります。

①アメリカに渡航して「Citibank」で口座を開設
②日本で三菱UFJ銀行の子会社「ユニオンバンク」で口座開設

SSNを持たない非居住者でアメリカの銀行口座を開設したい人は参考にしてください。

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