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日本とアメリカのシングルマザー(シングルペアレント)はここまで違う!

04/16/2018

私がアメリカで働いている会社には、たくさんのシングルマザーシングルファーザーがいます。

 

一人親家庭はシングルペアレント(single parent)という言い方がアメリカでは一般的です。

 

シングルペアレントの第一印象は、「日本とアメリカのシングルマザーは全く違う!」でした。

 

私が出会ったアメリカ人のシングルペアレント(主にシングルマザー)について、感じたことを紹介したいと思います。

 

アメリカ移住を検討しているシングルペアレント」

「アメリカのシングルペアレントについて知りたい」

 

このような方の参考になれば嬉しいです。

 

日本人シングルペアレント vs アメリカ人シングルペアレント

 

オシャレができない日本人 vs オシャレが当たり前のアメリカ人

日本のシングルペアレントは、オシャレに気を使う余裕がない人が多いように感じます。

余裕があっても、シングルマザーなのにオシャレして出かけるのはダメ!みたいな考えを持った人いますよね

 

結婚している夫婦は、子供を親に預けて、オシャレをしてデートするのは素敵だと言われます。

シングルマザーは、子供を親に預けてデートに行くと、親失格みたいな言い方をされます。

オシャレをしたくても出来ないのが日本

 

アメリカ人のシングルペアレントはオシャレしてますよ!

男性は香水ぷんぷん。

女性はメイクはバッチリ、ネイルはもちろん、ハイヒールに胸元が大きく開いた服なんて普通です。

シングルペアレントだからという考えは無いと感じます。

 

子供重視の日本人 vs 自分大好きのアメリカ人

 

これはシングルペアレントに限らずですが、日本では子供が生まれたら、夫婦の関係より子供を重視する傾向にあると思います。

日本のシングルマザーは何よりも子供を優先して、子供中心に全てが動いているように感じます。

子供のことを第一に考え、子供を養うために母親は自分を犠牲にして必死に働いている印象が強いです。

年賀状は子供の写真。FacebookなどのSNSの写真も子供ばっかり。

 

アメリカの場合、子供ももちろん大事ですが、自分が一番

特に、ソーシャルメディアでの自撮り写真のアップが多いこと。笑

小さな子供に自分の全身写真を撮影させている親をよく見かけますし、シングルマザーの友人も子供たちがカメラマンです。

自分のプライベートを充実させて子育てと両立させるのがアメリカのスタイルだと思います。

 

恋愛どころじゃない日本人 vs 恋愛に夢中なアメリカ人

 

日本人は責任感が強いのかもしれません。

恋愛はしたくても余裕がない、余裕があっても恋愛は... と考えるシングルペアレントは少なくないはずです。

 

アメリカ人シングルペアレントは、この点は特に日本人と違うと思います。

「セクシーな私を見て!」

「イケてる俺を見て!」

 

常に恋人募集中または恋愛中です。

心も体も満たされている人が多いと思います。

 

肩身の狭い思いをする日本人 vs 周りに理解されやすいアメリカ人

日本では肩身の狭い思いをしているシングルペアレントはまだまだ多いと思います。

いつも子供に、親に、会社に、同僚に、「ごめんなさい」と言っているような気がします。

肩身の狭い思いをしていて「ありがとう」と言えない状況。

シングルマザーであることを打ち明けられると、その家庭の事情が分からなくても「大変だね〜!」と一言目に言ってしまいます。

 

アメリカでは、シングルペアレントが多いこともあってか、マイナスなイメージは日本ほどありません

初対面の人にも堂々とシングルマザーであることを話してくれます

「ごめんなさい」と謝ることより、「ありがとう」と言える環境です。

周りから偏見はほとんどなく、シングルペアレントは当たり前の存在と認識されているように思います。

私の職場では、3時前に子供のお迎えで帰宅するシングルペアレントが何名もいますが、それを悪くいう人は見たことがありません。

 

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母親が全て抱え込む日本 vs 母親と父親で協力し合うアメリカ

 

日本では、離婚後の親権者は母親であることが圧倒的に多く一人で子育てなどすべての責任を抱え込んでしまっているシングルマザーが多いように思います。

 

父親から養育費がもらえなかったり、もらえたとしても額が少なかったりなど、シングルマザーは金銭面でも負担が大きいと感じます。

 

アメリカでは、状況により異なりますが、基本的には父親と母親のそれぞれの役割が決められていて、協力して育児をします。

父親から育児の協力を得ることができるので、身体的にも経済的にもシングルマザーの育児負担は日本より少ないケースが多いのではないでしょうか。

友人の場合、1週間おきに子供たちが両親の家を行き来する生活を送っています。

子供がいない週は、恋愛や趣味などプライベートを充実させるための大事な時間にもなっているようです。

 

恋人と食事や旅行に行くときは、父親に事情を説明して(隠すことなく)子供を預けます。

日本人の感覚では非常識と判断されてしまうかもしれませんが、アメリカではよくあることです。

 

シングルペアレントが暮らしやすい日本になってほしい

日本では、社会的環境が変化する中で、シングルペアレントが益々増えていくのではないでしょうか。

日本で色々な事情によってシングルペアレントになった人が、子育てに没頭して一人でストレスを抱えてしまうのではなく、アメリカのようにプライベートも充実できるような環境が整うといいと思います。

まずは、社会全体がシングルペアレントを理解することから始めないといけないのかもしれません。

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