車社会のアメリカ生活で欠かせないのが運転免許証。
フロリダ州では日本語での試験が受けられないので、英語が苦手な方にとってはかなり難易度が高い試験になると思います。
DMV(Department of Motor Vehiclesの略)と呼ばれる運転免許センターでの試験は、待ち時間が長いことが有名で、筆記試験だけでも半日はかかります。
私は3時間待って、筆記試験を2回続けて受け、2回とも落ちました!汗
DMVに教えてもらった方法で勉強をして臨んだ3度目の試験では、見事満点合格でした!
筆記試験に4度と6度不合格だった読者さま2名が、この方法で無事に筆記試験に合格しています。
本記事では、DMVで教えてもらった勉強法にプラスして、私が受験した3度の試験に出題された内容を紹介します。
こんな方におすすめ
- これからフロリダ州で運転免許の筆記試験を受ける方
- 一発で筆記試験を合格したい方
- 英語が苦手で筆記試験に不安を感じている方
- 筆記試験に何度も落ちている方
- 筆記試験に合格できず運転免許を諦めて不自由な生活を送っている方
フロリダの筆記試験は日本語なし合格率50%以下
フロリダ州では日本語で試験を受けることはできません。言語は、英語、スペイン語、中国語から選ぶことができます。
英語力がある程度あっても、勉強をしなければ一発合格はかなり難しいと思います。
フロリダの運転免許の筆記試験は勉強しなくても余裕だった!とかかれたネット情報を信じて、非公式のオンライン問題に何度か挑戦しただけで筆記試験に臨んでしまった私。
1回目の筆記試験はあと2問正解で合格だったので、$10支払い、続けて2度目に挑戦したところ、あと1問のところでまた不合格・・・
DMVの方に聞いた話だと、インターネットに筆記試験の問題が出回るようになり、2017年頃に試験内容や問題数を変更したそうです。
合格率は驚きの50%以下!
より少ない勉強時間で一発合格するのは誰もが望むことだと思いますが、運転免許の試験がある目的は、ドライバーがルールを守って安全に運転をするためです。
交通ルールが異なるアメリカで安全に運転をするためにも、勉強は欠かせないですね。
公式ハンドブックにテストの内容は全て書いてある
DMVの方に勉強法を直接聞いてみました。
その答えは「公式のハンドブックにテスト内容は全て書いてある」でした。
つまり、ハンドブックで勉強する方法が最も近道でもあり、唯一の方法ということです。
公式ハンドブック
英語の公式ハンドブックは、こちらからダウンロードができます。
ではここから、「知っておくと得すること」と「筆記試験の内容」を紹介していきます。
知っておくと得すること
ガイドブックの英語の表現に慣れる
日本語でもそうですが、同じことを説明するのに英語でいくつかの違った表現ができます。
例えば、次の2つの問題は同じ内容ですが、表現が異なります。
・交差点の中を走行中に信号が青から黄色に変わった場合、どうすべきか?
・信号が青から黄色に変わった時、交差点の中を走行中である場合はどうすべきか?
ガイドブックにかかれている英文がそのまま試験に出てくるので、ガイドブックの英語に慣れておくと安心します。
特に英語が苦手な人は、テストに出題される表現と同じ英語で勉強しておいた方が絶対に有利です。
日本語に訳して理解するだけでは十分ではないと思います。
英語が理解できなくても、ガイドブックの英語も合わせて理解できるようにしておくことをオススメします。
速度や距離の単位の理解
速度や距離の単位が日本と違うので、インチ、フィード、マイルの3つは覚える必要があります。
メモ
1インチ=約2.5センチ
1フィート=約0.3メートル
1マイル=約1.6キロ
実際に出題されたフィートが使われた問題
(実際の問題は3択です)
問題: 消火栓の近くに駐車する際、どれぐらい離れた距離に駐車しなければいけないか?
答え: 15フィート以上離れた場所に駐車すること
自分に関係のない問題
未成年の運転免許の取得ルールや、マニュアル車、バイクに関しても出題されます。
未成年でない人も、マニュアル車やバイクを運転しない人も、自分に関係ないからと思わず、ガイドブックの内容は隅から隅まで知っておく必要があります。
交通ルールと道路標識に関する問題
筆記試験は、「交通ルール」と「道路標識」に関する内容が出題されます。
道路標識の内容は英語が苦手な方でも比較的簡単だと思いますが、少しひねった問題も出題されます。
実際に出題された道路標識の少しひねった問題
問題1:
真っ黒に塗られた標識の写真が表示され、「この形の標識は何を意味するか?」という問題。(実際の問題は3択です。)
答え:
追い越し禁止
問題2:
オレンジ色の標識は何を意味しているか?
答え:
工事やメンテナンスの警告
スポンサーリンク
筆記試験の内容
公式ハンドブックは、こちらからダウンロードができます。
今回紹介するのは、あくまでも私が2018年にマイアミのモールオブアメリカ内にあるDMVで受けた3回の試験内容をまとめたものです。
色付けされた内容だけが出題されるわけではないのでご注意下さい。
2018年現在、フロリダ州の運転免許の筆記試験は、50問中80%の40問正解で合格になります。
2017年頃に問題数や内容が大幅に改定されましたので、しばらくは変更がないと予想されます。
試験はパソコンのタッチスクリーンで三択問題です。
「2回以上出題された内容をピンク」 「1回のみ出題された内容を黄色」
TEST YOUR KNOWLEDGEは必須
ガイドブック最後にあるTEST YOUR KNOWLEDGEから、半数近くの問題が出題されます。
書かれている文章そのままで出題されることもあるので、ここを完璧に英語で理解できれば、交通ルールの問題に関しては満点に近い点数が狙えます。
TEST YOUR KNOWLEDGEは、ガイドブックの内容をまとめた確認問題で、答えは記載されていないので自分でガイドブックを読んで見つけなければいけません。
試験まで時間がない人は、TEST YOUR KNOWLEDGEを中心に勉強するのがいいかもしれません。
全部に目を通すといい
長くなりますが、標識問題を中心としたその他の試験内容を画像で紹介します。
これ以外の問題も出題されるはずですし、漏れがある可能性もあるので、できる限り隅から隅まで読んでおくといいです。
「2回以上出題された内容をピンク」 「1回のみ出題された内容を黄色」
事前予約が必要なDMVもある
多くの州ではDMVの予約ができないそうですが、フロリダ州の多くのDMVでは予約制です。
こちらのDMV公式ホームページで事前の確認をおすすめします。
郵便番号で検索して最寄りのDMVを選択し、写真の下にある「Make appointment on line at....」とあれば、事前予約が必要です。
車の運転は、1つ間違えると人の命を奪う危険があります。 運転するということはそれだけ責任が重いということですよね! 筆記試験に合格するためだけでなく、安全な運転ができるよう、ガイドブックはできる限り隅から隅までよんで理解することが大切かもしれません。 無事に合格することを祈っています!