先日マイアミ発着のクルーズを楽しんだ後、マイアミ港でウーバーを待っていると、面白いものを見つけました。Amazonロッカーです。
今日はアメリカのAmazonロッカーについて紹介したいと思います。
Amazonロッカーとは?
Amazon Locker(アマゾンロッカー)とは、アメリカのアマゾンが提供しているセルフサービスの宅配便サービスのことです。日本で言えば、集合住宅やオフィスの宅配ボックスのようなものです。
公式サイトによると、アメリカの50以上の主要都市に2,000箇所以上ものロッカーが設置されているようです。(2017年11月現在)
ロッカーの使用料金は発生しません。
Amazonロッカーに配達してもらう方法
アマゾンで商品を購入後、配送場所を希望するロッカーの場所に指定します。
商品到着の連絡が届いたら、3日以内にロッカーで荷物を受け取ります(稼働日の3日以内に受け取りをしないと返品扱いになります)。
荷物をロッカーから取り出す方法
ロッカーの中央あたりにあるタッチスクリーンに受け取りコードを入力すれば、ロッカーの鍵が開き商品を受け取ることができます。
A
クルーズ船の港にAmazonロッカー
以前アメリカのどこかの街でAmazonロッカーを見かけたことがあります。オフィル街にあるビルの一角にロッカーが並んでいました。
まさかクルーズ船が発着する港にAmazonロッカーが設置されているとは思ってもいませんでした。
港にいた乗務員に聞いてみると、以前はオンラインショッピングの配送先はクルーズ会社の本社になっていたのが、注文の多さに本社での対応が難しくなったので、一部の港でAmazonロッカーが導入されたそうです。
注文の多さの他にも、一度本社に届いた荷物を仕分けて各客船に再度郵送する手間や時間がかかることもロッカー導入の要因になったようです。
さらに、状況によっては注文から受け取りまで1ヶ月以上かかることもあり、到着した頃には乗務員が休暇で帰国してしまう不測の状態も頻繁に起こってしまっていたようです。
数ヶ月間休暇が1日もなく働くクルーズ船の乗務員にとっては大変便利なサービスだと思います。港にいる短い時間に買い物に出かけることは難しいですが、アマゾンで注文した商品を港で受け取ることは難しく無いようです。
日本でヤマトの再配達が多くて問題になっているニュースがありましたが、配送業者にとってAmazonロッカーは無駄の少ない効率的な方法だと思います。
注文者側からすると若干の手間はあるものの、勤務先や最寄り駅など受け取りやすい場所を指定すれば、自宅に発送されるより早く荷物を受け取ることができるので便利ですね。
クルーズ船の乗務員のように特殊な生活をしている人でもオンラインショッピングが楽しめる時代になりました。ネットショッピング業界は、これから益々便利になっていくかもしれません。
2017年12月追記:
マイアミのWhole Foods Market(ホールフーズマーケット)内にもロッカーが設置されていました。
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