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ウーバー運転手からクリーニング代を不正に請求された ウーバーが推奨する防止策を紹介

スマートフォンを使って格安で配車サービスを利用できるUber(ウーバー)や Lyft(リフト)はアメリカではかなり浸透してきています。

サービス内容を頻繁に改善しているので、以前と比較して随分使いやすくなったと感じます。

利用者だけでなく運転手にとっても便利な機能があります。乗客が車内を汚してしまった場合に運転手が請求できるクリーニング代も便利なサービスの一つです。

酔った乗客が車内で嘔吐してしまった場合など、運転手がウーバーに写真を送り、損害の程度を査定した後、クリーニング代が乗客の口座から自動的に引き落とされる仕組みになっています。

実はこのサービスに関するトラブルがメディアで一時期頻繁に取り上げられていました。運転手が悪用して不正請求するトラブル(ウーバー詐欺)が増加しているようです。それでもまさか、私がそのターゲットになるとは思っていませんでした。

ウーバーのクリーニング代不正請求のターゲットになりやすい乗客とトラブル防止策について紹介したいと思います。

 

 

私が不正請求の被害者に

 

はじめに、私が被害にあった車内クリーニング代の不正請求の内容について紹介します。

運転手は不正請求だけでなく、運転手としての違反行為もあったので(登録していない車を利用し、無断で友人を乗車させていた)、マイアミでウーバーを利用する際は、このドライバーにご注意ください。

 

しばらく前に通勤でウーバーを利用しました。

利用して1時間ほど経ったころ「$7.47 の利用料金が $47.47 に変更された」というメールが届きました。間違いだと思いアプリ上でメッセージを送ると、数分後にこのような返事がきました。

クリーニング代の $40 が追加請求されたというのです。やられた!!と思いました。

不正のクリーニング代の請求はどう説明しても戻ってくることはまず無いと聞いていましたが、とりあえず何度かメールで反論してみました。返事は早く、10分以内に返ってきます。

ウーバーからの返事の内容は、ニュースやインターネットで聞いていた被害者の話と同じでした。(運転手と直接連絡を取ることはできません)

運転手を守るのに必死で、運転手の話が正しく乗客の言い訳は一切聞き入れない!という対応です。

悲しくなってきます。自分に非がないのにお金を請求されて、悪者扱いで話すら聞いてもらえない虚しさ......$100以上も請求された人がいるようですが、$40だろうと納得がいきません!

 

真面目に努力している運転手であれば、運転手の勘違いだったのかもしれないと諦めがつくかもしれません。

このタイプの運転手は故意に不正請求をしたようにしか思えないので、これ以上被害者を出さないためにも徹底的に戦うことにしました!

 

そもそも、詳しい被害状況の説明すらなかったので、証拠の写真を送ってもらいました。車内の足を置く部分が砂まみれになっていますが、写真を見て「勝った!これならいける!」とここから猛攻撃が始まります。

 

私が送ったメールの内容をまとめます。

・昨日購入した新品の靴を履いて自宅アパートからウーバーに乗った(レシートあり)。部屋からアパートの玄関まではカーペットが敷かれている。玄関の外はコンクリートで砂がない(アパートの玄関の写真添付)。掃除係が毎日掃除をしているため砂があることは考えられないので私が車を汚すことなど絶対にありえない。写真に足跡が見えるが私の靴と一致しない。

 

・靴の裏を見ても、砂の1粒も見つからない(靴の写真添付)。

 

・運転手はアプリに表示されていた車と異なる車で迎えに来たが、乗車していた運転手の友人男性と話が盛り上がっていたので、違う車で来た理由について確認するチャンスを逃した。

(運転手が登録していない車を利用し、無断で友人を乗車させていたので、いかに信用できない運転手かアピール。)

 

 

勝った!

 

2時間もの間メールをなんどもやりとりし、なんとか不正請求が認められました。涙。

実際には不正が認められた訳ではなく、謝罪もなく、請求された $40 が返金されただけですが。「返金します。」の一言でした。

ウーバーは「運転手の勘違い」という言い方を繰り返し使います。運転手に悪意はないという態度は変わりません。

 

帰宅後に夫に話しをすると、夫は激怒しすぐにウーバーに連絡をしました。

「今回のことでこれだけの思いをし、謝罪もなく、それで乗車代の $7.47 も請求されるのは不当だ!」と伝えましたが、全く受け入れることはなく、結局謝罪もなく終わりました。

運転手への指導と処罰の内容を報告するように伝えましたが、2週間が経過しても連絡がありません。

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不正請求のターゲットになりやすい人

 

ターゲットになりやすい人というのは、あくまでも私がニュースやネットで聞いた被害者の情報をまとめたものです。

 

1人で乗車

被害者の多くは、一人でウーバーを利用した際に起こっているようです。今回の私もそうです。

 

英語が苦手そうなアジア人女性

女性の被害者が多いようですね。アジア人女性の被害者の情報をいくつか見つけました。

特に英語が苦手な人であれば、泣き寝入りすることも多いかもしれません。

 

お酒が入っている状態

ウーバーの運転手は、酔っ払った乗客を嫌うようです。夜は仕事をしないという運転手に会ったこともあります。

車内を汚されるだけでなく、いい気分になって声が大きかったり、車に乗り込むまでに時間がかかったり、車内に忘れ物をしたり、とにかく扱いが面倒なようです。

私が運転手の立場であったら、確かに酔っ払いは乗せたくありません。だからと言って、判断力が鈍っている酔っ払いを相手に不正な請求をするのは許せません。

 

飲み物を持って乗車

ウーバーの車内での飲食は禁止されています。

コーヒーショップでタンブラーを購入し、店内で飲み終えて空になったタンブラーを手に持ってウーバーに乗り込んだ乗客が、コーヒーをこぼしたと不正請求されたケースがあったようです。

運転手は匂いでコーヒーと気づいたようです。カバンが小さくてタンブラーを入れることができず、完全に空になった状態で手に持っていたので、飲み物をこぼすことが不可能でした。それでも乗車場所がコーヒーショップからだったこともあってか、たしか不正請求を証明することができなかったと思います。

 

短距離の乗車

ウーバーの運転手は短距離乗車を嫌うようです。タクシーも同じですよね。乗車時間より、運転手が乗車場所まで迎えに行く時間が長ければ割に合いません。

私も10分ほどの短距離乗車でした。短距離で被害を受けている乗客が多いように感じます。

 

 

防止策

 

車内の写真撮影

ウーバーが推奨している防止策は、ウーバー乗車前と下車後に車内の写真を撮影する方法です。

ターゲットになりやすい女性や英語が苦手な人、一人で乗車する際などは特に注意が必要です。

いくらウーバーだからと言っても、初対面の人の車に乗って写真を撮影するのは相手の気分を害する気がしますし、撮影する方も気分がいいものではないですよね。

実は、数ヶ月前まで全てのドライバーの写真を撮影していました。「ウーバーに乗車したら主人に写真を送る約束になっているので!」と伝えて撮影することもあれば、何も言わず撮影することもありました。

不思議なことに、今まで嫌な顔をされたことはないので、よかったらこの方法を参考にしてください。

 

ルールを厳守

車内に飲み物を持ち込まないことや、後部座席でもシートベルトをするなど、ルールを守ることも大切だと思います。(私はルールは守っていて被害にあいましたが...)

空のタンブラーを手に持って乗車する場合は、「空なので安心してください」を伝えた方がいいかもしれません。英語が苦手なら、車内で証拠写真を撮影しておく方法もあると思います。

飲酒後に利用するときは極力迷惑をかけないように注意をし、状況によってはチップを多めに払うなどして運転手への配慮も必要なのかもしれません。

 

利用しない

英語が苦手で海外でのトラブルは絶対に嫌だ!という人は、ウーバーを利用しない方がいいと思います。

ただし、タクシーを利用しようが、公共交通機関を利用しようが、アメリカでトラブルを避けることは難しいかもしれません。

 

 

ウーバードライバーはそれなりの収入はあるけれどお小遣い稼ぎに運転手をしている人が多くなっているようです。運転手の収入に関係なく、これだけ運転手が増えれば人を騙すような人がいても不思議ではありませんよね。

少し悲しい話ですが、アメリカでは誰も信用しないつもりでいた方がいいのかもしれません。ウーバーが推奨している通り、車内の撮影をしておけば、万が一被害にあった場合に自分を守ることができます。

 

最後に、クリーニングの請求は許可なく自動に引き落とされるので、こまめに口座の確認をオススメします。もしかしたら、被害にあって気づいていない人もいるのかもしれません!マメに確認してくださいね。

 

 

 

 

 

まとめ

 

アメリカでの生活はトラブルが避けられないと思っていた方がいいかもしれません。日本は素晴らしい国だとアメリカに来て改めて感じます。

残念ですが、特にアメリカでは常に人を疑うことを忘れず、万が一に備えて自分を守る行動が必要です。

アメリカでは文句を言わなければ問題がないと判断されます。文句が言えないような日本人女性などの弱い立場の人が犠牲になることがあります。

トラブルを自分で解決できない場合は、必ず誰かに相談して、諦めずに戦うことも大切かもしれません。

トラブルは日常茶飯事なので、くよくよせず、当たり前だと思えばアメリカ生活は苦痛にはなりませんのでご安心ください。

色々小さなハプニングはありますが、今のところアメリカでの生活には満足しています。

 

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