空港勤務をしていると、多くの出会いがあります。
先日は、代々警察官を務めるアメリカ人一家とお話をする機会がありました。
マイアミで現役警察官の息子さんが、日本人の盗難被害について話してくれました。
「日本人は金持ち」「信じやすく騙しやすい」というイメージがあるようで、犯罪者ターゲットになってしまうそうです。
本記事では、マイアミの警察官に教えてもらった「治安が悪いアメリカで身を守るために最低限必要な3つのこと」を紹介したいと思います。
「アメリカ旅行を予定している方」
「アメリカに駐在や留学で長期滞在する予定がある方」
「アメリカ移住する方」
本記事は、このような方に読んでいただきたい内容です。
目次
身を守るために最低限必要な3つのこと
① 深夜に外出しても車の外に決して出ない
一つ目は、夜の外出を控え、外出しても決して車の外に出ないことです。
深夜のガソリンスタンドは犯罪率が高いので、夜間の給油は緊急時以外はしないこと。
給油で外に出ている時に声をかけられトラブルや事件につながることがあるようです。
窓ガラスをノックされても、車のドアや窓は決して開けてはいけないそうです。
ガソリンスタンドには防犯カメラがあるから安心だというわけではないんですね。
以前「アメリカはドライブスルー大国 ドライブスルーが多い4つの理由」で紹介した通り、郵便ポストや銀行ATMまでもドライブスルーであるので、
② 話しかけられたら答えはNO
アメリカの道端で誰かが近寄って来て、こんなことを言われたことはないですか?
Do you have a dollar?
Can you spare some change?
少しの金額であっても、お金を求められた場合はNoと必ず言うようにいわれました。
英語が理解できず何度も聞き直して、結局断れなくなってトラブルに巻き込まれる可能性もあるようです。
③ 相手をキレさせない
相手がどのような態度であっても、どれだけイラっとすることを言われても、相手をキレさせるような態度や言葉を返すことはしてはいけないそうです。
特に相手にお酒が入っている状況だと判断力が鈍り、相手がキレた瞬間に銃を突きつけられる可能性があるからです。
アメリカの危険な都市
アメリカの危険な都市ランキング(危険度が高い順)
アメリカの危険な都市ランキングです。
私が住むフロリダ州マイアミがランクインしているか気になって調べてみました。
1. St. Louis, Missouri ミズーリ州セントルイス
2. Detroit, Michigan ミシガン州デトロイト
3. Baltimore, Maryland メリーランド州ボルチモア
4. Memphis, Tennessee テネシー州メンフィス
5. Kansas City, Missouri ミズーリ州カンザスシティ
6. Little Rock, Arkansas アーカンソー州リトルロック
7. Milwaukee, Wisconsin ウィスコンシン州ミルウォーキー
8. Rockford, Illinois イリノイ州ロックフォード
9. Cleveland, Ohio オハイオ州クリーブランド
10. Stockton, California カリフォルニア州ストックトン
ランキングはUSAToday.com参照
常識ある行動をしていれば大丈夫
犯罪が多い地域に住んでいるからといって、必ず危険な思いをするわけではありません。
常識のある行動をして入れば犯罪に巻き込まれることはほとんどないので安心するように言われました。
実際、私は海外在住歴7年ですが、夜に外出することはほとんどないからか、犯罪に巻き込まれたことはありません。
普段の生活の中で、少しの緊張感を持って常識ある行動をするよう意識することが大切なのだと思いました。
護身用品を用意しておく
日本にいる時から使っている防犯アラームとアメリカに持ってきています。
これが役に立つかはわかりませんが、なんとなく安心できるのでお守りのような感じですね。

アメリカではペッパースプレーを常備している女性は少なくないようです。
ピンクで可愛いこちらの商品を見つけました。子供が誤噴射してしまいそうですね。

まとめ
アメリカで自分を守るために3つのことは最低でも守ること
1. 夜は極力外出を控え、外出した場合は車から出ない。車の窓も開けない。ガソリンスタンドでの給油は夜間は避け明るい時間に済ませること。
2.英語が苦手な人は誰かに話しかけられたらNoと答えること。得意な人でも状況によってはNoと言うこと。
3.相手をキレさせると銃トラブルが起こる可能性があるので、グッと我慢する。
危険な地域でも、常識ある行動をして入れば犯罪に巻き込まれることはほとんどない。