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アメリカでは誰でもヘッドハンティングされる可能性がある 夫と私のヘッドハンティングの話

07/29/2017

転職はステップアップと考え否定的な考えが比較的少ないアメリカでは、ヘッドハンティングが活発に行われています。

夫の駐在で2017年2月からマイアミでの生活が始まりました。夫は2ヶ月後に、競合企業から、私は最近始めた仕事の研修中に出会った経営者からヘッドハンティングを受けました。

アメリカでは夫や私のような人でも、誰でもヘッドハンティングのチャンスは突然やってくるのだと思いました。

つい先日、フランス人の友人もアメリカの企業からヘッドハンティングを受けたので、友人の話も含め、アメリカのヘッドハンティングについて紹介したいと思います。

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ヘッドハンティングとは

 

ヘッドハンティングとは、他社の人材をスカウトして、自社に転職してもらうことです。

方法としてはいくつかありますが、私の友人、夫、私はそれぞれ異なる方法でヘッドハンティングを受けたので、それぞれを紹介したいと思います。

 

 

ヘッドハンティングの3つ種類

 

①プロのヘッドハンターによるヘッドハンティング

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、友人はLinkedInというソーシャルメディア経由でヘッドハンティングを受けました。

Linkedin(リンクトイン)はビジネスを目的としたSNSです。自分の履歴書やプロフィールを公表し、ビジネスで繋がりのある人(上司や同僚など)を知ることもできます。外国人の友人の多くは常に転職を意識していることもあって、ほとんどが登録しています。

LinkedInで候補者を探していたヘッドハンターが友人の経歴と繋がりに魅力を感じ、コンタクトしてきたようです。しかも、私は一生働けないような超エリート企業から!

 

②口コミによるヘッドハンティング

夫が赴任したばかりの時にお世話になった上司2名が競合会社に転職しました。

夫が働いている会社は業界No. 1です。競合会社は夫の会社から引き抜きをし、ノウハウ手に入れようと必死です。莫大な額を投資して一から新しいことを試してみるより、好条件でヘッドハンティングしてマネをした方が、コストの面でも時間の面でもメリットが大きいという考えのようです。

アメリカでは、ディズニーのマネージャークラス以上をユニバーサルがヘッドハンティングして、運営方法やシステムをコピーしているのと似ています。

夫の場合、転職した2人が役員にヘッドハンティングの提案をしてくれたようで、年収2倍の超好条件で話が舞い込んできました。夫が入社することで数十億円以上の経費削減が見込めるとのことでした。

副社長との面談もしましたが、今回はお断りしました。駐在員ビザの発行ができず、夫は数週間単位で世界中をまわりながら仕事をしなければいけなくなります。私は帰国をし、別居生活に逆戻りというわけです。(結婚後2年間別居生活を送り、5ヶ月前に同居が始まったばかり)

 

 

③経営者によるヘッドハンティング

私は、就職したばかりの仕事の研修中に空港でヘッドハンティングされました。(かなりレベルの低いヘッドハンティングですが)

50歳ぐらいの男性から声をかけられ、空港で何をしているのかと色々と質問をされました。従業員3人の小さな旅行会社の経営をしているのでパートタイムでもいいので仲間に入らないかという誘いでした。

ヘッドハンターにお願いする資金の余裕がない会社の場合、人脈やLinkedInなどを使って社長自ら声をかけることがあるようです。私に声をかけるぐらいですから、猫の手も借りたいほど困っていたのでしょう。

その後、スカイプで1時間ほど面接をしましたが、条件は悪いし興味のない仕事だったのでお断りしました。

 

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アメリカでヘッドハンティングされるかもしれない方法

 

 

①LinkedInに登録する

LinkedIn経由でヘッドハンティングをされた友人は、今回で4回目のヘッドハンティングでした。LinkedIn経由でない場合でも、ヘッドハンターはLinkedInのプロフィールを確認しているようです。「LinkedInを見たら、僕の元上司と繋がってるみたいだね!」と言われたことがあるそうです。

LinkedInに登録しておけば確実にヘッドハンティングの可能性が上がると言っていました。転職を考えていなくても、定期的に情報を更新しておいた方がいいようです。

 

②上司や同僚と良い関係を築く

LinkedInに登録しても、誰とも繋がりがなければ価値が下がってしまいます。ビジネス目的のSNSですので、ある程度成功している人との繋がりは大切のようです。(自分より高い地位の人とだけ繋がればいいという訳ではないです)

アメリカは日本より人脈が大切だと感じます。夫のヘッドハンティングのケースもそうでした。元上司との関係が特別良かった訳ではないようですが、繋がりがあったことで声をかけてもらえたので、誰とでもある程度良い関係を築くことは、今後の可能性を広げてくれるかもしれません。

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まとめ

 

日本より転職が一般的なアメリカでは、常に誰でもヘッドハンティングのチャンスがあるのだと感じました。

それでも、ただ待っているだけではなく、多くの人と良い関係を築き、多くの繋がりを構築することがヘッドハンティングの可能性を高めてくれるようです。

まずはLinkedInの登録ですね!

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