インビザライン歯列矯正を受けている日本人が1年前と比較して急激に増えたように感じます。インビザラインに関するブログを頻繁に見かけるようになりました。
治療が終わっている人やリファインメントで治療を延長になった人のブログを中心に、日本人24名、外国人11名、計35名のインビザライン報告ブログを読ませていただきました。
私は歯科医師でもインビザラインの専門家でもありませんが、インビザラインの治療に失敗している人に共通点がありましたので紹介したいと思います。
インビザラインはルールを守って治療ができないと、1年や2年の延長は当たり前なんです!!このブログを読んで少しでも多くの人が、計画通り治療が終わることを願っています。
目次
インビザライン治療期間
インビザラインの治療期間は患者それぞれです。治療に数年かかる人もいれば、私のように治療期間が短い人(インビザライン・ライト)もいます。
私はリファインメント(治療を延長)して、治療期間は合計で13.5ヵ月で比較的短い方です。3年も治療を延長している人がいました!
私の治療計画はこのようになっています。
インビザライン・ライト
2016年7月12日〜2017年1月24日
7ヵ月/28週間
アライナー14個
リファインメント治療延長
2017年2月7日〜2017年8月7日
6.5ヵ月/26週間
アライナー13個
①時間にルーズで規則が守れない人
時間や規則を守れますか?あなたはどのタイプですか?
①絶対に守れる
②時々守れないことがある
③守れないことが多いが守ることもある
④全く守れない
インビザラインは時間や規則を守る強い意志がないと、治療期間が延長してしまいます。
もし、③または④であれば、インビザラインよりワイヤー矯正がいいかもしれません!インビザライン治療に向いていなと思います。
②の人は、必ず守るという覚悟を決める必要です。
私は約束を守るタイプですが、絶対とは言い切れないので②です。
②の私であっても、インビザライン治療の終盤になって、常に時間を気にしなければいけない生活に少し疲れてしまいました。
装着時間が20時間を切ってしまった日が何日かあったので、最後から4つ目のアライナーからは、2週間の装着ではなく念のためにプラス2日(計14日)で交換することにしました。
リファインメント5回目で治療延長3年の人も!
以前こちら(インビザライン・ライトとは?)で、インビザラインは無制限で治療のリファインメント(やり直し)ができるのに対し、私が治療を受けているライトは1回しかリファインメントができないことを紹介しました。
多くの人はリファインメントが無制限のインビザラインで歯列矯正をしています。
無制限で治療を受けているアメリカ人の女性のケースを紹介したいと思います。
インビザラインは毎日20時間以上アライナー(マウスピース)を装着しなければいけません。この女性はルーズな性格で食後に装着を忘れることが多いようです。結果、今回で5回目のリファインメントで、はじめに治療が完了する予定だった時期より3年も治療期間がのびたと聞いて驚きです!
彼女の場合、20ヶ月で終わるはずだった歯列矯正が、20ヶ月+3年ですよ!!!
インビザラインは、決められた時間以上のアライナー装着や装着方法など、ワイヤー矯正と違い自己管理が必要になります。
時間や規則を守るのが苦手な人は、治療が大幅に延長される可能性が高いので、インビザラインよりワイヤー矯正の方がいいかもしれません。
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②歯科医師が厳しくない場合
私の歯科医師は定期検診のたびに、「甘いものは禁止です!」「アライナーは20時間以上装着してますよね!」と厳しいです。
特にアライナーの装着時間については、1分でも長く装着するように厳しく指導を受けていたので、食事が終わったらすぐに歯磨きをしてアライナーを装着する習慣を身に付けることができました。先生に感謝したいです。
一度習慣づけることができれば、長時間の装着が苦痛ではなくなると思います。朝起きたら歯磨きをするのと同じで、何も考えることなく当たり前にできるようになります。
それとは反対に、厳しくない先生の治療を受けると、ルールを守って治療を受けることが難しくなってしまうと思います。
20時間装着しなくてもいいと言ってしまう医師がいる
信じられないことに、20時間も装着しなくていいようなことを言ってしまっている日本の医師がいて驚きました。当然そう言われた患者さんは20時間装着しませんよね。
このままだと絶対に治療期間が伸びます!私が読んだ35名のブログで、頻繁に20時間の約束を守れない人は、100%治療が延長になっていました。
20時間以上の装着を厳しく指導されても出来ない人もいるわけで、先生に装着しなくてもいいと言われたら出来ないのは当たり前だと思います!この患者さんを気の毒に思いました。
早く治療を終わらせたいのであれば、1分でも長くアライナーを装着したほうがいいです。アメリカの医師もそう言っていました。
③毎日お酒を飲む習慣がある人
インビザラインは、基本的には水と牛乳を除き、飲食中はアライナー(マウスピース)を外す決まりになっています。
毎日お酒を飲む習慣がある人が必ずインビザラインに失敗するわけではありません。
自宅で毎日のようにゆっくり晩酌をしてそのままソファーで寝てしまう人や、毎日お酒を飲みながら外でゆっくり食事をする生活習慣の人は、インビザラインの装着時間が短く治療が長引いてしまう傾向にあるようです。
たった1回でもアライナーを装着せずに就寝してしまうことで結果に違いが出てしまうのに、それを頻繁にしていたら、予定期間で治療を終わらせるのは無理だと思います。
装着するのを忘れてしまうぐらいなら、アライナーを装着して晩酌をした方がいいと思ってしまいます。(アライナーを装着して硬いものを食べたり、熱いものを飲んだりするとアライナーの破損や変形の原因になる可能性があるので、オススメしているわけではないです)
何度かリファインメントの後ワイヤー矯正に変更した人も!
夫が以前通っていた歯科医院での話ですが、毎晩バーで飲食をしているアメリカ人が、途中で半ば強制的にワイヤー矯正に変更させられたというケースがあるそうです。
リファインメントの手順は、歯の写真撮影、歯の型取り、3D治療計画の作成など、全てを1からやり直すのでとても面倒です。患者だけでなく歯科医師にとっても長時間で大変な作業です。
患者が約束を守れないのにリファインメントを何度もするのは、時間の無駄だと思ってしまいます。
インビザラインは、やると決めたら患者が規則通り強い意志を持って治療を受けなければ、時間が無駄にかかってしまいます。
決まりを守ってもリファインメントは当たり前
夫が通っていたアメリカの歯科医師の話によると、8割の人はリファインメントによる治療の延長をしているようです。
原因は必ずしも患者にあるわけではなく、医師が原因であったり、3D治療計画が原因である可能性もあります。
できるだけ早く矯正を終わらせたいのであれば治療期間が短いワイヤー矯正ですし、治療期間より目立たない見た目を重視するのであればインビザラインでの治療がいいのだと思います。
インビザラインを選ぶのであれば、はじめに説明される治療期間よりプラス1年は延長される覚悟で治療を受けなければショックが大きいと思います。
私のケースでは、はじめに14個(7ヵ月)で治療する予定が、リファインメントの追加治療で13個(6.5ヵ月)が追加されて、合計で27個(13.5ヵ月)のアライナーで治療することになりました。治療期間が2倍になってしまいました。
インビザライン歯列矯正の治療を受けている多くの患者さんのブログを読ませていただいて、とても参考になりました。
全力で治療に取り組んでいる人も多く見かけて、私のモチベーションが上がりました。歯の動きの変化を写真で見ると自分のことのように嬉しく思いますし、頑張っている人には特に早く治療が終わって欲しいと応援したくなります。
インビザライン治療を検討している人は参考にしてください。
ワイヤー矯正とインビザラインの両方を経験された笑みデンタルオフィスさんのサイトもどうぞ!
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