先日、アメリカの企業のスカイプ面接を終え、無事に採用していただくことが決まりました。
別の記事:これで毎回スカイプ面接を成功させている!事前準備と注意点
今回で3度目のアメリカでの就業になりますが、リファレンスの準備不足で、危うく不採用になるところでした。
アメリカでは、転職の際にリファレンスと言われる元上司の推薦状が必要になります。
最近では、日本でも外資系企業を中心にリファレンスの実施をしている企業が増えてきているようですね。
私のようにリファレンスの基礎知識がないまま転職活動をすると、最後の最後で不採用という結果になりかねません。
アメリカでの就職や外資系企業への転職で必ず必要なリファレンスについて、私の失敗談とアドバイスについて紹介したいと思います。
目次
Reference(リファレンス)とは?
海外での転職や外資系企業に転職する際に、リファレンスといって採用候補者の素性を調べるために、在籍期間や実績などを調査するものです。信用調査のことです。
信用調査は必ず行われるわけではない
リファレンスの信用調査は、必ず行われるわけではありません。
企業や職種、雇用形態によっても対応は異なります。
日本人からすると「調査が行われる=疑われている」と思ってしまいますよね。
アメリカでは一般的に行われていますし、基本的に最終候補者にしかリファレンス対応はしないので、リファレンスを求められたらほぼ採用は決まったと思っていいと思います。
私は過去に2度アメリカで就職をしたことがあります。
1度目は新卒だったので、リファレンスを求められることはなく、2度目はリファレンスを提出しましたが、信用調査をされることはありませんでした。
そのため、今回も調査されることはないと安易な考えでいました。
リファレンスの信用調査の3つの方法
①電話で直接確認する
採用担当者が直接元上司に電話で確認をします。
②メールで確認をする
採用担当者が直接元上司にメールで確認をします。
③推薦状を書いてもらい提出する
元上司や同僚に書面でリファレンスレター(推薦状)を書いてもらうようお願いをし、応募企業に提出します。
元上司と連絡が取れないと言われた!
採用してもらった仕事は、応募者11名に対し、採用2名の求人で、全ての面接が終了してから最終的な連絡が入ることになっていました。
スカイプ面接が終了し、ホッと一息ついていた矢先に面接官から連絡が入りました。
「事前に提出してもらったリファレンスの番号に何度か電話をしても、2社とも繋がらないので、メールアドレスを教えて欲しい!」とのことでした。
リファレンスの確認があるということは、内定の一歩手前ということです。面接が終わって、早速元上司に連絡をしてくれたのかもしれません。
それにしても2社に何度か連絡しても繋がらないなど、恥ずかしいことです。
このような適当な人間を採用したいと思わない企業もあるはずです。
この後、私は採用担当者と何度か電話とメールでやり取りをして、非常識な私の行動に、夫も私も不採用だ!と確信しました。(最終的には雇っていただいたので良かったのですが)
応募するたびに元上司に連絡が必要
今回応募した会社では、リファレンスの信用調査は電話で行われました。
事前に応募企業から求められていたリファレンス情報は、もっとも最近勤務した2社の元上司の名前、役職、電話番号でした。メールアドレスの提示求められませんでした。
私の前職は日本で、前前職はアメリカで就業しています。
まさか日本の元上司に電話で連絡が入ると思っていませんでした!
そのため、リファレンスについての説明を丁寧にしないで名前をお借りし、さらに元上司の携帯電話の番号ではなく、念のためにと、英語が話せる事務員が対応する会社の電話番号をリファレンスとして提出したのが間違いでした。
リファレンス対応をお願いするのは、私にとっては申し訳なく感じます。(特に英語が苦手で忙しい上司が相手の場合)
それでも、リファレンスが必要な会社に転職を考えているのであれば、お願いするしかありません。
例えば、複数の求人に応募するのであれば、応募をするタイミングで会社名、応募するポジション、担当者名と連絡先(分かれば)を元上司に伝える必要があります。
上司との良い関係を続ける
リファレンスをお願いできるような上司がいるということは、その会社で良い人間関係を築いていた証拠ですよね。
英語が得意で外資系企業で一生働きたいと考えている人や、海外に住みたいと思っている人は、今のうちから上司と良い人間関係を築いておいた方がいいかもしれません。
私はFacebookのアカウントは持っているものの、積極的に連絡を取るタイプではありません。
会社の上司とFacebookなどのソーシャルメディアで繋がっているのであれば、誕生日の時にメッセージを送るなど、定期的な繋がりがあるといいかもしれません。
自分が推薦状を書く日がやってくる
アメリカで就職をし、部下をもつようになると、いつかリファレンスレターの作成をお願いされる日がくるかもしれません。
夫は何度か推薦状を頼まれたことがあるそうです。
人生を左右するかもしれない文書になるので、大げさなほど褒めてあげていると言っていましたが、用意する方もプレッシャーですよね。
それでも、後日良い結果を報告されると、自分のお陰で採用されたのかもしれないと最高の気分になるそうです。(実際は応募者本人の実力です。笑)
これから転職活動をされるみなさん、頑張ってください!
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