比較的時間にきっちりしている私ですが、海外での生活を経験する度に、時間にルーズになっていきます。
アメリカでは時間に対する概念は日本人に比べてルーズですからね!
それでも、アメリカで働いていた頃は、絶対に遅刻をしないスタッフとして評価されていたのですが(それぐらいしか取り柄なく)、ある日、まさかの遅刻をしました〜!
そうです、サマータイムのせいです!
目次
サマータイムとは?
Daylight saving time(サマータイム)は、夏の間に時間を1時間進めることです。
なんと、毎年変更される日が異なります。
2017年のサマータイムのスケジュールです。
開始:3月12日午前2時に 1時間進める
終了:11月5日午前2時に 1時間戻す
サマータイムのメリット
①電気代の節約
1時間早めることで、1時間太陽が長く出ることになりますよね?
その結果、全ての家庭や会社で1時間節電ができることになります。
②交通事故数が減少
明るい時間帯に帰宅ができれば、道路の見通しが良く車の事故が減りますよね?
車社会のアメリカでは効果が大きいのかもしれません。
③犯罪数が減少
暗くなると発生率が高くなると言われているそうです。
1時間明るい時間が長くなるので、その分犯罪率が下がるというわけです。
④経済効果がアップ
人間は明るい時間が長くなれば活動的になるようです。
日照時間が短いヨーロッパでは、自宅に大きなライトを設置していると聞いたことがあります。
帰宅時間が明るければ、帰りにどこかに寄っていきたい気分になるようです。それで消費が増えれば、サマータイムによる経済効果は期待できます。
サマータイムのデメリット
①手間がかかる
サマータイムに切り替えることで、個人がすることというと、自宅の時計の時間を変えることぐらいです。
これが、会社規模になると、職種によっては面倒です。
時計屋さんが1日忙しくなるのは想像ができますが、面倒なだけではなく、命に関わる場合もあります。
例えば病院とか、航空会社とか、テレビ業界とか、時間が関係する職種では、面倒なだけでは終わりません。
②健康に悪い
体内時計がしっかりしていて毎日必ず同じ時間に起きる人っていますよね?
睡眠のリズムが狂うと体調が悪くなるようです。
特に、サマータイムが開始される日は、夜が短くなるので、いつもより1時間寝不足になる人も少なくないと思います。我が家もそうです。
看護師の夫は、サマータイム初日3日間の心臓発作率は高く、特に初日は20%近く上がると習ったそうです。
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アメリカ人はサマータイムを忘れない
毎回本当に不思議だったのですが、アメリカ人はサマータイムを覚えています。
サマータイムで時間が進んだことを全く知らず遅刻した時は、「知らないなんてありえない!」と呆れられてしまいました。
覚えているというよりは、サマータイムの実施はアメリカの法律で定められていて、その時期になるとテレビなどのメディアで頻繁に取り上げられるからです。
つまり、サマータイムを知らずに遅刻したのは、当時テレビを見たり新聞を読んだりしていなかった私のせいです。
あまりにも頻繁にメディアで取り上げられるので、時間に関わる業界でない限り、会社が従業員に知らせてくれることはないのです。
スマートフォンの自動調整
今日は夫が終日仕事だったので、その間私はテレビも見ずにインターネットをしていました。
スマートフォンがなければサマータイムに気づきませんでした!
私が、サマータイムが原因で遅刻した頃は、まだスマートフォンがアメリカでも普及していなかったのですが、今はスマートフォンが自動でサマータイムの調整をしてくれます。
万が一サマータイムに気づいてなくても、スマートフォンでアラームをセットしている人なら、遅刻をしなくてすみます!
日本では受け入れられない?
日本でも、サマータイムの導入が検討されたことが何度もありますよね。
変化に順応に対応するのが苦手な国民性もあるので、メリットよりデメリットが大きくなってしまうかもしれません。
アメリカでも反対意見は根強くありますが、日本では国民性や文化から、定着は難しいと思います。
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