私が最も注目しているアメリカのアーティスト、5人組のアカペラグループPentatonix(ペンタトニックス)が、ジョン・レノンのイマジンをカバーしました。
つい先日、3度目のグラミー賞を3年連続で受賞したことで話題になりました。
特にトランプ氏がアメリカ大統領に当選してからは、ハリウッドスターやアメリカのセレブがトランプ氏の人種差別や女性蔑視発言などに不快感を持ち、猛抗議しています。
このタイミングでPentatonixがイマジンのような「人種や宗教の壁を超え平和を勧める歌」のカバー曲を出したのは、偶然とは思えないですよね。
このカバー曲、歌はもちろん素晴らしいのですがメッセージ力が凄いです!先ずは動画をご覧ください。
目次
ペンタトニックスPTXの5人の個性
ペンタトニックスのメンバー5人の人種は様々です。
見た目だけでも個性があって、アメリカらしいですよね?
実は多民族国家アメリカでも、これほど人種が混ざっている人気グループは多くはありません。
5人は人種が違うだけではなく、宗教や性別も異なります。
カバー曲 Imagine のビデオの後半に登場するパネルを説明しながら、メンバー5人を紹介します。(ビデオの2:10ぐらいです)
パネルの文字は、メンバーの個性を表現しています。
ボーカルのミッチ・グラッシMitchell Coby Michael Grassi
LGBTQ+ ゲイ
ミッチは、ゲイであることと公表しています。
LGBTQ+の詳細はこちらです:
Lは同性愛者のレスビアン(Lesbian)
Gは同性愛者のゲイ(Gay)
Bは両性愛者のバイセクシャル(Bisexual)
Tは性の不一致に悩む人のトランスジェンダー(Transgender)
Qは自分の性別に疑問を感じる人のクエッショニング(Questioning)
+はそれ以外に性の悩みを持っている人
ボーカルのスコット・ホーイングScott Richard Hoying
LGBTQ+ ゲイ
Man 男性
スコットもゲイであると公表しています。
法的には男性です。
ベースのアヴィ・カプランAvriel Benjamin Kaplan
Man 男性
Jewish ユダヤ人
American アメリカ人
以前、ユダヤ人のアヴィがクリスマスソングを歌っていること別の記事でふれたことがありますが(クリスマスはキリスト教のイベント)、それほど熱心なユダヤ教徒ではないのかもしれませんね。
ビートボックスのケヴィン・オルソラKevin Oluwole Olusola
American アメリカ人
Black 黒人
Christian キリスト教徒
お父さんが医師でナイジェリアから移民したとテレビ番組で言っていました。
ボーカルのカースティン・マルドナードKirstin Taylor Maldonado
Christian キリスト教徒
Latina ラテン系アメリカ人
Woman 女性
ラテン系アメリカ人ですが、ヨーロッパと南米の計4カ国の血が入っているとYouTubeで言っていました。
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最後にHUMANで終わるところがいい
カバー曲の最後に、違う個性を持ったメンバーでHUMAN(人間)と書かれたパネルを持ち、全員が一つになるところがいいですね!
PTXメンバー全員はLGBTQ+コミュニティーのビックサポーター
以前はセクシャルマイノリティーは「LGBT」と一般的に知られていたのが、Qが加わり「LGBTQ」となり、最近では + も加わり「LGBTQ+」 と表現されるようになってきました。
ペンタトニックスのメンバー全員は、LGBTQ+のビックサポーターのようです。
イマジンのカバー曲は、メンバーの訴えが心に突き刺さります。
イマジンのカバーは今の時代を象徴する曲
トランプ政権が誕生してから、マイノリティーに対する平等が脅かされていますよね。
難民が・・・女性が・・・など、毎日のように耳にします。
マイアミに引っ越してもうじき1ヶ月になります。
今の所は日本人の私に対する差別を感じるようなことは全くありません。
私もペンタトニックス同様、人種や性別など関係なく、世界が平和になることを祈っています。
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