今日は、夫が新入社員オリエンテーションに参加しています。
アメリカでは新卒採用はありませんし、終身雇用制度もないため、新入社員のオリエンテーションは毎月開催されているそうです。
丸一日かけて行われたアメリカの企業のオリエンテーションについて紹介します。
目次
アメリカの企業は雰囲気づくりが上手
日本で新入社員オリエンテーション(入社式)や研修などというと、堅苦しくて緊張しますし、何より睡魔との戦いになります。
アメリカでは、社員の気持ちをエキサイティングさせるのが上手です。夫がアメリカらしいと感じた雰囲気づくりを紹介します。
①会場に並ぶ素敵な朝食とスナック
会場に入るとすぐに、朝食とスナックが並ぶカウンターに案内されます。
そこにはマフィンやパンなどのペイストリーが5種類ほど、クッキー数種類、フルーツ、コーヒー、紅茶、ジュースなどが並んでいます。
テンション上がりませんか?飲食しながら参加できるリラックス感もありますよね。
②ハイレベルな会社概要プレゼンテーション
開始時間になると、部屋が急に暗くなり、大音量で始まる会社概要プレゼンテーション。
鳥肌が立つほどの完成度で、「入社してよかった!」と魔法がかかるようです。テーマパークでゾクゾクっと鳥肌だ立つ感覚です。
日本だと、パワーポイントのスライドを使って、人事担当者が眠くなるような説明をするのが一般的かもしれません。
夫の会社では、涙をそそるような感動的な場面まで、音楽と映像でテンポよく流れ、すっかりマインドコントロールされてしまうのです。
③人事のテンションの高さ
会社概要プレゼンテーションが終わり登場するのが、オスカー授賞式の司会者のような、素敵な笑顔にハイテンションで、ワクワク感が半端ない人事担当者。
参加者のテンションも上がるのは間違いありません。
私が以前就業したアメリカの企業でも、新入社員オリエンテーションはこのようなスタイルでした。
アメリカは、こういうのは上手ですよね。
コーヒーブレイクやオシャレなランチで飽きさせない
さすがに5時間のオリエンテーションとなると、どうしても眠くなったり飽きてきたりしますよね?
何度もコーヒーブレイクがあり、クッキーやチョコレートまで用意されていて、参加者を飽きさせません。
話の途中に飲食をしたり、追加の飲み物を取りに行ったりしてもいいので、非常にラフな感じです。
ランチの時間になると、これまたサンドイッチと揚げ物類が用意されていて、終日食べ放題状態です。
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オリエンテーションの内容
オリエンテーションの内容は盛りだくさんです。
午前の部では、グループアクティビティーでゲームなどが用意されていて、チームワークの大切さを学ぶ時間まであったそうです。
午前の部:
・会社概要や今後の目標
・会社のポリシー
・役員の挨拶
・グループアクティビティー 他
午後の部は、分厚いバインダーの資料を使って、主に総務の担当者から福利厚生などについて説明がありました。
このような時、日本では「質問はありますか?」と言われても、ほとんどの人が質問をしないのが一般的ですよね?
アメリカでは質問が多すぎて、「その内容は後ほど説明します。」などと、担当者が困ってしまうほど。
午後の部:
・福利厚生
・年金
・健康保険
・ベネフィット 他
アメリカの企業に就職した時は、オリエンテーションで急に質問をされたり、みんなの前で自己紹介をしたり、話をする機会が多いです。
1分ほどで自己紹介は英語でスラスラ言えるようにしておくといいかもしれません。
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