海外に旅行や移住する際に、国際運転免許証を取得するか迷いますよね。
私たちは、夫が駐在する会社から徒歩数分のところにあるアパートを借りたので、渡米後すぐには車を購入しませんでした。普段はUber や Lyft などの配車サービスを利用して、必要に応じてレンタカーを借りることもありました。
NYのマンハッタンなど車が必要ない地域に旅行や移住される方でも、ハワイのように日本の運転免許証で運転が許可されている地域に渡航される方も、国際運転免許証はあると便利だと思います。
私が警察署で国際運転免許証を取得する方法と海外渡航者は国際免許証を取得するべき理由について、私の経験と友人から聞いた話を紹介します。
目次
国際運転免許証についてての簡単な紹介
国際免許証の有効期間
国際免許証の有効期限は発行日から1年です。
その期間は、何回渡航しても有効です。
更新制ではありませんので、期限が切れたあとは再申請が必要になります。
国際運転免許証が有効な国
ジュネーブ条約加盟国で運転ができます。アメリカは加盟国です。
一部、未加盟国でも運転が認められているそうですが、現地で確認するよう言われました。
参考
ジュネーブ条約加盟国の一覧は、警視庁HPをご確認ください。
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国際運転免許証の取得方法
申請に必要な書類
・日本の運転免許証
・証明写真 1枚
(縦5cm×横4cm、無帽、正面、上三分身、無背景、枠なし、申請前6か月以内に撮影したもの。歯が見えていると撮り直しになります。)
・申請費用 2400円
・パスポート
・印鑑
・国外運転免許証(あれば)
参考
証明写真はコンビニで2枚30円で印刷しました。通常は1000円前後するので、コンビニ印刷はお得ですね!
詳細についてはこちらをご覧下さい!
手続きにかかる時間
手続きにかかる時間は、もちろん場所や曜日によって異なるとは思いますが、私の場合、50分近くかかりました。
私の他に、5名ほど国際運転免許証の申請をしていました。
申請できる警察署について
全ての警察署で発行できるわけではありませんので、最寄りの警察署または免許センターをホームページ等で事前に確認した方がいいと思います。
参考
申請場所については警視庁HPを参考にして下さい。
海外渡航者は国際免許証を取得するべき理由
移住後に国際免許証を申請しておいてよかったと思うことが何度かありました。
逆に、運転はご主人がされるという理由で取得されなかった友人が不便な思いをしました。
旅行者と移住者のどちらにとっても国際免許証は大変便利だと思いますので紹介します。
日本の運転免許証で運転が許されている国と地域でのトラブルを避ける
警視庁のHPによると、日本の運転免許証だけで運転が許されている国と地域があります(画像は警視庁HPより)。
私が知っている限り、ハワイ、グアム、サイパン、台湾では日本の運転免許証で運転が許可されています。
ただ、グアムでレンタカーを借りた人が事故に巻き込まれ、日本語の日本の運転免許証しかなかったことで警察との手続きがスムーズにいかなかったそうです。
トラブル発生時に国際免許証がなかったことで、さらに面倒なことになるよりは、取っておいた方が良いかもしれません。
写真付き身分証明書として大活躍
政府発行の写真付き身分証明書
アメリカに移住してすぐにホテルからアパートに入居する際、政府発行の写真付き身分証明書を2つ提示するよう求められました。
パスポートの他に提示したL2ビザ(駐在員配偶者ビザ)や国際学生証は受け付けてもらえませんでしたが、国際免許証はOKでした。
バー入店時の身分証明書
カナダでレストランバーで食事をした時の話です。
写真付き身分証明書を求められてパスポートを提示したところ、もう一つIDが必要だと言われ、入店できなかった経験があります。
その後別のレストランに移動しましたが、そこもバーがあるレストランで、身分証明書が2つ無かったことで入店を断られました。そもそも、私はお酒は飲まないんですけどね。
パスポート紛失時に役立つ
友人がイタリア旅行中にかばんをひったくられ、パスポートやお財布などの貴重品を紛失しました。
イタリアでは使わないからとホテルに置いておいた国際免許証を持って警察に行ったこともあってか、手続きがスムーズだったそうです。言葉が通じない時に、何か一つでもIDがあると心強いですよね。
国際免許証のサイズは実はかなり大きく、縦14.5cm x 横10.5cm。
日本の免許証と同じサイズだったら、きっとお財布に入れて一緒に紛失していましたね。

★まとめ★
海外に旅行や移住する時、国際免許証があると便利なことが多いと思います。
運転をする予定がない人や日本の運転免許証で運転が許可されている地域に渡航する場合でも、お時間に余裕があれば申請されるといいと思います。