早いもので、もう師走ですね。街はすっかりクリスマスモードになりました。
以前ディズニーワールドのゲストリレーションズで勤務していたとき、アメリカでの「季節の挨拶」についてマネージャーより指導がありました。
「今晩中にパーク内の飾り付けを終わらせるので、明日からは雰囲気を盛り上げるためにもお客様に季節の挨拶をするように」とのこと。
優しいマネージャーが真剣な顔で「絶対に絶対に言ってはいけない季節の挨拶があるので、気をつけて下さい!!」と・・・。
絶対に言ってはいけない季節の挨拶
クリスマスはキリスト教のお祝いなので「Merry Christmas」は使わず「Happy Holidays」と言って下さい!
接客が終わり、帰り際にお客様が「Merry Christmas」や「Happy Hanukkah」と挨拶してくれたら、同じように返して下さい!
と指導を受けました。日本で生まれ育った私には、ハッピーハヌカって何?ハッピーホリデーズでいいの?と一瞬混乱しました。
クリスマスはキリスト教のお祝い
クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝うお祭です。キリスト教の用語では、「降誕祭」と言われていて、イエス・キリストの降誕を記念するミサ聖祭のことです。
日本人はイベントの本来の意味よりも、それにかこつけて参加型のイベントに参加する人が多いですよね。
クリスマスイベントを子供に経験させたいという理由だけで、キリスト教の幼稚園に通わせている友人がいるぐらいです。
ハロウィーンも良い例で、日本人には宗教に関係なく海外のイベントが浸透しています。
Hanukkah (ハヌカ)とは?
ユダヤ教の「火のお祭り」で、クリスマスとほぼ同時期おこなわれます。
ハヌカでは特別な燭台を用います。9本のろうそくがあり、1日1本ずつ点火していきます。
ちょうどハヌカの時期にアメリカのクルーズ船に乗船したことがあり、私もハヌカをお祝いしました。船の中なので、安全面を考えて、ろうそくは使っていませんね。
毎晩ろうそくを点火するイベントの際に、油で揚げた料理を目の前で作って振る舞ってくれました。
ジャガイモのかき揚げのようなものや、ドーナッツなどがありました。
ペンタトニックスのアヴィーはユダヤ人
日本好きでも有名な アメリカのアカペラグループ Pentatonix (ペンタトニックス)の知名度が上がってきていますね。
歌唱力の高さは抜群なのは言うまでもありません。
個人的に思うのが、ペンタトニックスの人気の理由は、「出身・宗教・性別などが異なる5人が、素晴らしいチームワーク発揮している」のが、アメリカ人受けしたのかもしれません。
ベースを担当しているAvi (アヴィー)はユダヤ人なので、本来ならクリスマスソングなど歌いたくないはずです。それを歌ってしまうのがいいですね!
クリスマスソングと言えば「ペンタトニックス」というぐらい、今の時期にショッピングモールなどでもBGMとして聞くことが多くなりました。
2年前のカバー曲ですが、夫と私は「Angels We Have Heard On High」がお気に入りです。(Pentatonix Official Videoより)
関連記事:メンバーの個性が豊かなペンタトニックスが
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アメリカでは宗教に敏感になる必要がある
始めに話した通り、アメリカでは12月に入ると季節の挨拶をしますが、個々の宗教を尊重することが大切です。
特に日本人は、宗教には疎いので少し敏感にならなければいけませんね!
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