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アメリカ駐妻・駐夫が海外赴任中にやるべき5つのこと

09/10/2016

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「女性は人生の中で何度も変化していく」と聞いた事があります。

女性は「女」として生まれ、「妹」「姉」「姪」「妻」「姑」「婆」など、環境が変わるたびに漢字が変化していきます。

私はアメリカで駐妻(駐在員の妻)になりました。

「男」の漢字には女性のような変化はありませんので、夫より新しい環境への適応力は高いのかもしれません!

駐妻や駐夫(駐在員の夫)になることを喜んでいる人ばかりではないと思いますが、私は、与えられた新しい環境をポジティブに受け入れて、新たなことにチャレンジしたい思っています。

本記事では、元海外駐在員の家族や友人の経験をもとに、私が考える「駐妻が海外赴任中にやるべき5つのこと」を紹介します

こんな方におすすめ

  • これから駐妻・駐夫になる方
  • 駐妻・駐夫だけど毎日何をして過ごせば良いか分からない方
  • せっかくの駐妻・駐夫生活を充実させたいと思っている方
  • 元駐妻・駐夫がどのように海外生活を送っているか知りたい方

1. 語学の習得や資格の取得

英語圏で生活をしたら、自然と英語が話せるようになるなんて全くの幻想だと思います。

在米年数が長くても英語は全くダメです!という日本人は想像以上に多いんです。

専業主婦で子供がいない知人は、英語に触れる機会が少なく英語が上達しないと言っていました。

英語は意識的に学習しない限り上達は難しいと思います。

英語圏に長期滞在をするのであれば、英語力はある程度身に付けたいですよね。

マイナー言語の習得も無駄ではない

私が住んでいる国は英語圏ではない!と思った方もいると思います。

北欧に駐在しているご夫婦を訪ねたとき、

友人の駐妻がレストランで現地語を使って注文してくれた時は本当に驚きました。

その言語が今後の人生に役立つと思ったわけではなかったそうです。

ご近所付き合いがきっかけで現地の言葉に興味を持って、

それが結果的に私生活でご主人をサポートできるまでになったようです。

現地での生活が少しでも豊かになるのであれば、少しでも覚えてみようかなと思いますよね。

語学学校や大学に通い資格を取得

アメリカの元駐妻の友人は、現地の語学学校に通いました

友人の場合、途中で妊娠したので卒業はできませんでしたが、

そこでの経験や人脈は、彼女の財産になったようです。

アメリカの大学に通ったり、通信で学位を取得して、その後現地就職した人も知っています。

習い事でスキルアップ

別の元駐妻は、タイで料理教室に通ったり、カービング資格を習得したりしました。

日本では高額な習い事が低価格で経験できる場合もありますよね。

私は日本の通信制大学に3年次編入

我が家の場合は少し特殊で駐在先が日系ではなくて米系企業です。

アメリカ国内やヨーロッパなどの別の拠点へ異動になる話がすでに出ています。

状況によっては、アメリカ永住権(グリーンカード)を手に入することができるようです。

何れにしても、長期滞在になるので、日本の通信制大学で学士を取得することにしました。

アメリカは超学歴社会。

私は短大卒でアメリカだと就職は容易ではありません。先日願書を提出しました。

夫の赴任中に学士取得と、英語のスキルアップが私の目標です!

渡米に通信制の大学に3年時編入して、2年後に無事に学士を取得しました!

 

英語が苦手な方にオススメする3つの勉強方法

現地の学校に通う

期間は短くてもいいので現地の学校に通ってみると良いと思います。

勇気を出して挑戦できれば、考え方が変わって世界が広がると思います。

語学学校に通った駐妻の友人は、

そこで知り合った友人と帰国後も連絡を取ったり行き来する中になったようです。

駐在員の夫は、駐在員をしながら大学院を卒業しました。アメリカでは珍しくないことのようですが、かなり大変そうでしたよ。

英語の本1冊を完全マスターする

大学でESLの講師をしているベテラン講師から聞いた話です。

留学生にとって英語の文法をマスターすることは非常に難しいですよね。

今まで1人だけ完璧な英語を話す留学生がいたそうです。

その方は、高校を卒業したばかりの日本人の男性だったそうです。

勉強方法を聞いたところ、高校の参考書にある例文を全て丸暗記しただけだと言うのです。

進学校の単語帳ということでしたので、私が高校時代に使ったこちらの単語帳が近いと思います。

これをよく高校時代に勉強していたなと思うほど難易度が高いです!

あれこれ挑戦するより英語の参考書を1冊に絞り完全にマスターするのがいいと思います。

難しいと続かないですしね!

英語が得意ではない方には、こちらがオススメです。

母親が実際に使いました。年配者の割に正しい英語を使うのでネイティブが驚いていました。

赴任前と赴任後にTOEICを受験する

駐妻が生活に必要な英語力は、英会話(Speaking)だけではないと思います。

契約書を読んだり(Reading)、電話で対応をしたり(Listening)するスキルも必要です。

メールで問い合わせをする(Writing)こともあるかもしれません。

つまり全てのスキルが必要になると思います。

真剣に学習したい方は、駐在前にTOEICなどを受けてみるといいかもしれません。

ことで自分の弱みを知って、バランスよく勉強に取り組むことができると思います。

語学の習得や資格の取得は、帰国後の再就職を確実に有利にしてくれます

2. 旅行

駐在の任期が短くなったり、妊娠したり、日本にいる両親の体調が悪くなったり..

様々な理由で、急な帰国を余儀なくされる自体が起きることはことは珍しくないようです。

駐在の任期は長いからと思って、旅行を先延ばしにしないほうがいいかもしれませんね。

天災、ウィルス、テロなどで身動きが取れなくなる可能性もありますよね。

もっと早くに旅行の計画を立てておけばよかったという後悔の声を聞きます。

日本は島国ですが、駐在先の多くの国は陸で繋がっていますよね。

これほど安く簡単に旅行できる機会はないと思います!

3. 現地交流

避けて通れないのが、日本人コミュニティーとのお付き合いですよね。

良い噂も悪い噂も聞きますが、最低限のお付き合いは必要だと思います。

夫の駐在先には日本人がいません。

私の場合はどのようなお付き合いになるのか楽しみでも不安でもあります。

ホームパーティーや地域のイベントなど、現地交流は積極的に参加するのが良いと思います。

日本人との交流からは生活に必要な有益な情報を聞くことができると思います。

現地の方との交流からは文化を知ることができるので、どちらも大事ですね!

4. 夫のケア(妻の自立)

駐妻の最も大事な役割は「夫のケア」かもしれません。駐夫の場合は「妻のケア」ですね。

駐在員本人もそれを望んでいるはずです。望んでいなければ単身で赴任しますからね。

夫婦円満から「駐在離婚」に至ってしまったケースは何度か聞いたことがあります。

それほど駐在というのは厳しいものなんですね。

私は、配偶者のケアは、あれこれサポートするといことだけではないと思っています。

いかに自立して、新しい環境にとけ込めるかにかかっているような気がします。

つまり、お互い依存しすぎないで、自己解決できるように努力をすることが大事だと思います。

駐在離婚された方は、奥様が現地の生活に順応できなかったケースが多いようです。

5. 出産と育児

駐妻の多くは20代後半〜40代ですよね。

妊娠、出産という人生において大切な時間を駐在中に経験する人は少なくはないと思います。

現地で産むか里帰りして産むかは悩むところです。

各家庭の状況や駐在している国によって結論は変わるので、一概には言えませんが、

私達夫婦の場合は、駐在中にアメリカで出産と育児をすることに、

大きなメリットがあると考えています。

アメリカで出産するメリット

1.  就職活動がスムーズに進む

子供がある程度成長してくれれば、帰国後の就活が比較的スムーズに進むのではないでしょうか?

産まれて数年の大事な時期に、子育てに専念できるのはいいですね!

2. 子供が幼少期に英語にふれあえる

日本では高額なインターナショナルスクールですが、

現地の学校に通うことで低額で本場のインターナショナルスクールが経験できます。

耳の黄金期は3歳までと言われているので、お子さんが幼児であってもメリットがありますね。

3. 子供のアメリカ国籍取得

アメリカで産まれた子供はアメリカ国籍を取得できますよね。

これって、実はかなりメリットがあると思います!

アメリカのパスポートも所持することができるので、

高校卒業までは公立高校に無料で通うことができます。

ビザなしで長期滞在を可能にするので、就職に非常に有利に働くと思います。

4. 両親も将来的にアメリカ国籍が取得できる

アメリカ国籍がある子供が保証人になり、両親が永住権を取得できる可能性が高くなります。

アメリカに駐在していたご家族で、駐妻が子供と一緒に永住権を取得したケースを知っています。

ご主人だけ帰国されたようです。

駐在中に永住権に切り替え、仕事を辞め家族全員でアメリカに移住したケースも知っています。

5. 夫が出産に立ち会える可能性が高くなる

もし子供に恵まれたら、私の夫は立ち会い出産を強く希望しています。

アメリカでは立ち会い出産に対する理解があるので、仕事の調整も融通が利きます。

アメリカで出産するデメリット

1. 医療費が高額

アメリカで出産した友人の話です。

普通分娩の予定が途中で帝王切開に急遽切り替わり、

初めての出産がアメリカでしかもフルコース。

無事に出産できて安心していたところ、高額請求に驚いたそうです。

福利厚生のしっかりした大手企業に勤めているご主人。

保険の心配はないと思っていたところ実費で$14,000(約150万円)でした。汗

病院に交渉し、これでも値引きしてもらったそうです。

アメリカでの出産、ちょっと悩みますよね。

2. 滞在費が発生する

出産はいつになるかわかりませんよね。

駐在が終わり帰国のタイミングと出産が重なると厄介です。

産後の最低3ヵ月は飛行機には搭乗できませんので、出産前も約1ヶ月前からは滞在が必要です。

約4ヵ月の滞在費と生活費が必要となります。

3. 家族の物理的サポート

実家の母のサポートをお願いしなければいけない場合があります。

アメリカは退院までの期間が短く、 通常分娩で1泊2日から2泊3日、帝王切開でも3泊4日です。

短いですよね!!

帝王切開で出産した友人は、まともに歩くことができないまま退院。

身の回りのことはご主人のサポートが必要でした。

出産経験がない私は、子供に恵まれたらこの点が心配です。

ありがたいことに、私の母は、いつでも行けるから!と自ら名乗りを上げてくれています。



配偶者の駐在が決まって不安に感じている人は少なくないと思います。

海外では想定外のトラブルが起こると思いますが、前向きに受け止めて色々挑戦するのが良さそうですね!

考え方を変えることで、環境が良くなることはあると思います!

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