「女性は人生の中で何度も変化していく」と聞いた事があります。
漢字を見ればわかりますが、女性は「女」として生まれ、「妹」「姉」「姪」「妻」「姑」「婆」など、環境が変わるたびに変化していきます。
「男」の漢字にはこの変化はありませんので、女性は男性より柔軟なのかもしれませんね。
私は33歳で結婚し、35歳になった今年、夫の海外転勤に伴い管理職として働いていた会社を退職しました。
これからは駐妻として、与えられた海外生活という新しい環境をプラス受信して柔軟に楽しく生活したいと思います。
私が考える「駐妻が海外赴任中にやるべき5つのこと」を書き出してみました。
1. 語学の習得や資格の取得
英語圏に駐在したら自然と英語が話せるようになるなんて全くの幻想だと思います。私は、5年以上アメリカに駐在して、ほとんど英語が話せない人を沢山みてきました。
留学も同じですが、英語は意識的に学習しない限り話せるようにはなりません。。。
英語圏に赴任するなら英語力はできる身につけて帰国したいですよね。
2017年10月追記:
英語が苦手な駐在員にオススメしたい本「たったの72パターンでこんなに話せる英会話」よかったら参考にしてください。
マイナー言語の習得も無駄ではない
以前、北欧に駐在しているご夫婦を訪ねたとき、友人の駐妻が現地語を習得しレストランで話しているのを聞いて本当に驚き関心しました。
現地語の習得が今後の人生に役立つと思っていて勉強していたわけではなかったようです。現地での生活を豊かにするためで、職場で英語しか使っていないご主人をプライベートでサポートしていました。
語学学校や大学に通い英語や資格を取得
友人でアメリカの元駐妻は、現地の語学学校に通い英語の勉強をしました。
友人の場合、途中で妊娠し卒業はできませんでした。しかし、
そこでの経験や人脈は、彼女の財産になったと思います。
アメリカの大学に通って、MBAを取得し、その後現地就職した人も知っています。
習い事でスキルアップ
別の元駐妻は、現地の料理教室に通ったり、タイのカービング資格を習得したりしました。
日本では高額であったり、なかなか経験ができないこともあるでしょう。
私は日本の通信制大学に3年次編入
私個人の場合、今後の生活拠点や仕事など、全く予定がつきません。
世界中のどこでも勉強ができる、日本の通信制の大学で学び、大学の資格を取得することにしました。先日願書を提出しました。
私は、夫の赴任中に大学資格を取得と、英語のスキルアップが私の目標です!


英語が苦手な方にオススメする3つの勉強方法
①現地の学校に通う
期間は短くても結構です。考え方が変わり世界が広がります。英語に対する意欲も高まるはずです。
②英語の本1冊を完全マスターする
カナダの大学の教授から聞いた話ですが、今まで1人だけ完璧な英語を話す日本人留学生がいたそうです。
勉強方法を聞いたところ、高校の参考書にかかれている例文を全て丸暗記しただけだと言うのです。
英語の参考書を1冊に絞り、完全にマスターするのがいいですね!
③赴任前と赴任後にTOEICを受験する
駐妻に必要な英語力は、英会話(Speaking)だけではなく、契約書を読んだり(Reading)、電話で対応をしたり(Listening)、メールで問い合わせしたり(Writing)と、あらゆるスキルが求められます。
TOEICを駐在前に受けることで自分の弱みを知り、バランスよく勉強に取り組むことができると思います。
語学の習得や資格の取得は、帰国後の再就職を確実に有利にしてくれます
2. 旅行
海外赴任中に駐在の任期は長いからと思って旅行を先延ばしするのはNGです。
急に任期が短くなったり、駐妻の妊娠したり、日本にいる両親の体調が悪くなり急な帰国を余儀なくされたりと、思わぬ事態が起こることはあります。
そうでなくて、あそこに行っておけばよかったという後悔の声を聞きます。
日本とは違い、多くの国は陸で繋がっているので、これほど安く簡単に旅行できる機会はないですよね!

3. 現地交流
避けて通れないのが、日本人コミュニティーとのお付き合いです。最低限のお付き合いは必要ですよね〜!
でも、知人は現地交流ができなかったことが一番の後悔と言っていました。
ホームパーティー、食事会、地域のイベントなど、現地交流は積極的にしてみて下さい。
その国独自の文化や習慣にふれあうことができる絶好のチャンスです。

4. 夫のケア
駐妻の最も大事な役割は「夫のケア」だと思います。
あなたのご主人もそれを望んでいるはずです。望んでいなければ単身で赴任しますから。
海外赴任は甘いものではなく、日本で仲良しだった夫婦が「駐在離婚」したケースは何度か聞いたことがあります。
駐在生活は、駐妻がいかに自立し、その国にとけ込めるかにかかっています。
ご主人に依存してはいけませんね。駐在離婚するか否かは、あなた次第かもしれません。
5. 出産と育児
駐妻の多くは20代後半〜40代です。妊娠、出産という人生において非常に大切な時間を駐在中に経験する人は少なくはないと思います。
海外で出産するつもりで渡航していない限り、現地で産むか里帰りして産むかは悩むところです。
各家庭の状況や駐在している国によって結論は変わるので、一概には言えませんが、私達夫婦の場合は、駐在中にアメリカで出産と育児をすることに、大きなメリットがあると考えています。

アメリカで出産するメリット
1. 就職活動がスムーズに進む
帰国後、子供がある程度成長してくれれば、就職活動がスムーズに進みます。
産まれて数年の大事な時期に、子育てに専念できるのはいいですね!
2. 子供が幼少期に英語にふれあえる
日本では高額なインターナショナルスクールに低額で通わせることができます。
私の英語にイントネーションがあるのは、幼少期に英語にふれあう機会がなかったからだと思っています。
実際、同じく長期海外経験がある姉は、幼少期に英会話に通っていたのでネイティブと間違えられるほど発音がきれいです。「耳の黄金期」は3歳までです。
3. 子供のアメリカ国籍取得
出生主義を取っている国に限りますが、アメリカで産まれた子供はアメリカ国籍を取得できます。
アメリカのパスポートも所持することができ、高校卒業までは公立高校に無料で通うことができます。
ビザなしで長期滞在を可能にするので、就職に非常に有利に働くと思います。
4. 両親も将来的にアメリカ国籍が取得できる
アメリカ国籍がある子供が保証人になり、両親が永住権を取得できる可能性が高くなります。
アメリカに駐在していたご家族で、駐妻が子供と一緒に永住権を取得し、ご主人だけ帰国されたケースや、仕事を辞め家族全員でアメリカに移住したケースを知っています。
5. 夫が出産に立ち会える可能性が高くなる
私の夫は、立ち会い出産を強く希望しています。
もし私が日本での出産を選択すると、立ち会い出産に間に合わなくなる可能性が非常に高くなりますので、夫の近くで出産するのは大きなメリットです。
アメリカで出産するデメリット
1. 医療費が高額
アメリカで出産した友人は、途中で帝王切開に急遽切り替わったこともあり、出産費は約150万円でした。
病院に交渉し、これでも値引きしてもらったそうです。
2. 滞在費が発生する
出産はいつになるかわかりません。駐在が終わり帰国のタイミングと出産が重なると厄介です。
産後の最低3ヵ月は飛行機には搭乗できませんので、出産前も約1ヶ月前からは滞在が必要です。約4ヵ月の滞在費と生活費が必要となります。
3. 家族の物理的サポート
実家の母のサポートをお願いしなければいけない場合があります。
アメリカは退院までの期間が短く、 通常分娩で1泊2日から2泊3日、帝王切開でも3泊4日です。
退院後も新生児を連れて検診がありますが、帝王切開で出産した友人は、まともに歩くことができないまま退院し、身の回りのことはご主人のサポートが必要でした。
初めて出産をする私は、この点が不安です。
ありがたいことに、私の母は、妊娠もしていない私に、いつでも行けるから!と自ら名乗りを上げてくれています。
どんな環境でも、急に環境が変わっても、「女」は柔軟に変化できるのですから、私達駐妻にできないことは無いはず!
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