責任感のない人はアメリカの空港で働かない方がいい SIDA研修とバッジの発行

テロ対策として、日本では空港の制限エリアへの立ち入り許可証の発行に職員の犯罪歴を確認しているようですが、アメリカでは、空港で働く全職員が対象です。

先日のフィンガープリント(指紋採取)による無犯罪歴の確認が終わり、今日は研修を受けにマイアミ空港まで行ってきました。研修後に空港職員の写真付きバッジを発行してもらえるので、これでやっと新しい仕事の実習が始まります。

今日の研修で、責任感のない人や規則が守れない人は空港勤務が人生をも狂わせる可能性があることを知り、アメリカの空港で働くことは軽い気持ちではできないと気が引き締まりました。

基本的にはアメリカのどの空港でも研修内容は変わりませんので、これから空港で働く人は参考にしてください。

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研修の受講者

 

初めての研修

50名以上が研修を受講していました。航空会社のスタッフ、レストランのウェイトレスやシェフ、検査官、掃除係など、空港で働く人は全員受講しなければいけません。

午前中はスペイン語での研修で、午後12時からは英語での研修です。出席者の半数以上は私のように空港での仕事が決まり初めて研修を受ける人でした。

 

2年に一度の定期研修

空港職員の写真付きバッジは2年で有効期限が切れるため、更新日の1ヶ月前から研修を受講しバッジを更新することができます。

 

トラブルを起こした人の再研修

空港内ではとても厳しいルールがあり、ルール違反をして空港職員のバッジを取り上げられた人も研修を受けていました。

職員バッジを紛失した人や、監査で適切な対応ができなかった人などが対象です。

 

マイアミ空港の職員もアジア人は少ない

西海岸と比較してマイアミはアジア人を見かけることがほとんどありません。空港職員なら日本人の知り合いができるかもしれない!と期待していましたが、研修に参加していた50人以上のうち、南米人4割、白人3割、黒人3割、アジア人は私一人でした。

 

 

笑えない雰囲気の研修

 

アメリカでよくある、笑いありの楽しい研修だと思っていました。

こちらのヘリポートの下にある施設に到着してすぐに、誰一人笑わない、私語もない、マジな研修である雰囲気が伝わってきました。

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研修内容

 

研修は3部構成で、その後写真撮影と職員バッジの発行がありました。正午から4時までの4時間でしたが、写真撮影からバッジの発行に時間がかかるため、最後に写真撮影をした人はさらに1時間はかかったと思います。

 

①カスタマーサービスの研修

はじめの研修はカスタマーサービスについてでした。

マイアミ空港は、アメリカ国内でニューヨークのJFK空港の次に利用者が多い空港です。空港利用者の増加は経済力の向上に比例するので、マイアミは空港は利用者の満足度を上げるためにあらゆる努力をしています。

ディズニーインスティテュートからディズニーの経営や考え方の指導を受け、空港ランキングがアメリカ国内でTOP10から2016年にTOP5にランクインしたそうです。アメリカNo.1の空港を真剣に狙っているようです。

そのためには、空港職員全員のハイレベルな接客スキルが求められています。あなた一人でもお客様を不快にさせたらナンバーワンにはなれない!と言われてしまうとプレッシャーを感じます。

以前、アメリカの空港の職員に質問をした時に「分からないから他の職員に聞いて!」と言われたことがあります。マイアミ空港では、何を聞かれても全力でサポートするように指導されているので、マイアミ空港を利用される人はぜひ質問してみてください。(全力でサポートしてくれるかは約束できませんが)

 

②安全と警備についての研修

次の研修は、警察官による空港のセキュリティーについての研修でした。

この警察官はハリウッド映画やアメリカドラマで見るような典型的なアメリカの警察官でした!顔と首の太さが同じで、防弾チョッキを外してもまだ防弾チョッキをきていると思うほどムキムキ!二の腕の筋肉がすごくて普通に立っていても手が浮いて状態です。

声が大きくて軍隊の訓練のような話し方をするので、正直結構こわかったです。

 

マイアミ空港は、アメリカ国内でニューヨークのJFK空港の次に利用者が多い空港です。乗客は1日11万人、空港職員は37,500人、航空会社は110社がマイアミ空港を利用しているそうです。そのため、テロのリスクが高い空港として知られています。

防犯カメラを設置して警察官や警備員を増員しても空港の警備は十分ではないそうです。全空港職員が不審な人物にアンテナを張って対応することで、安全を保っているようです。実際に、9割以上のトラブルや不審者は空港職員によって発見されています。

不審な行動の人を見かけたり、忘れ物を見つけたり、爆弾らしいものを発見したり、少しでも気になることがあれば、自分で対処せずにすぐに専用ダイヤルで警察に電話をするように言われました。

 

私たち職員は職務をまっとうしながら常にアンテナを張って周囲を注意深く観察して必要に応じて通報する義務があります。それを怠ったことでテトリストなどによる大規模な犯罪が起きてしまう可能性があります。

定期的な監査があり、状況によっては解雇となるケースもあるようなので、仕事はやることだけやっていればいいという考えではアメリカの空港勤務は難しいと感じました。

 

 

③職員バッジについてのSIDA研修

最後の研修は、職員バッジについてでした。SIDA(Security Identification Display Area)という研修です。種類が10種類ほどあり、それぞれアクセスできるエリアが異なります。

私は国際線の搭乗口までのアクセスです。アクセス範囲が少ないバッジの一つです。

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許可されているエリア外に侵入するだけで逮捕される場合があるそうです。高額な罰金が課せられる場合もあり、必要以上に空港内をうろうろするのは怖いです。

 

例えば、マイアミ空港は特殊で国際線と国内線のターミナルがありません。搭乗口にドアが2つあり、そのドアで国際線と国内線を区別しています。

万が一、国際線でマイアミに到着したお客様が、私が閉め忘れた国内線のドアを通過すると、税関を通らずアメリカに入国するというありえない悲劇が起きます。このドアを通過してしまったお客様一人につき数十万円の罰金が私に課せられ、さらにドアを開けた私は解雇はもちろん逮捕されます。

 

私の場合、アクセスできるエリアがとても限られているので、このような間違いが起きる可能性はほぼありません。それでも、空港で働くということは、テロなどの安全面だけでなく、空港職員に対する規則が細かくとても厳しいので、常に緊張感を持って行動しなければいけないと身が引き締まりました。

 

④テストがある場合がある

女子トイレで小耳に挟んだ話ですが、空港によっては研修後にテストがあるそうです。一問でも間違えると研修の再受講となり、2度不合格となると職を失います。

テストがあると思い真面目にメモをとって、質問までして研修を受けました。(そのような人は私一人でした。)

 

テストの内容は選択問題で、例えばこのような問題が出題されるようです。

問題:見るからに怪しい鉄の物体を運んでいる人を見かけたらどうするか

A: 運ぶのを手伝う
B: 見て見ぬふりをする
C: 警察に電話をする
D: 家に帰って家族に相談する

答え: C

 

研修を受けなくても分かるような内容ですが、職員に緊張感を持って研修を受けてもらうためのテストですね。英語が苦手な人は混乱するかもしれませんが、その場合は質問すればきっとヒントをくれるはずです。

テストに落としたくて出題しているわけではなさそうなので、研修をしっかり聞いて、あとは一般常識があれば合格できるようです。

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バッジの発行

 

IDの確認

CBP国土安全保障省(U.S. Customs and Border Protection)のオフィサーが書類を写真付きIDの確認をしました。アメリカの入国審査でボックス内にいるオフィサーです。

3つの写真付きID、ソーシャルセキュリティーカードを提示しました。私は、パスポート、EAD就業許可証ステートIDを持参しました。

書類が不足していると、空港職員のバッジは絶対に発行してくれないそうです。会社から事前に詳細連絡はありましたが、心配で前日に電話をしてダブルチェックしました。(アメリカは漏れが多いので、念には念を入れて行動したほうがいいです)

 

写真撮影

運よく5番目に名前を呼ばれたので早く帰宅することができました。この手続きの時間がものすごくかかるので、最後の人は本当に気の毒です。

私はスーツで行きましたが、制服で来ている人、私服の人と様々でした。写真撮影があるのでトップスは少しフォーマルがいいかもしれません。

 

バッジの受け取り

間違いが多いので、必ず確認するように言われました。後日間違いを指摘すると、再発行にかかる費用は職員本人が負担しなければいけません。ありえませんね。

通常2年の有効期限ですが、私はEAD就業許可証で仕事をしているので、EADの有効期限と同じ2019年4月末で更新する必要があります。バッジの右上に大きく記載があります。更新を忘れると罰金と、上司と一緒に研修を受け直す必要があると言っていたと思います。

 

 

まとめ 

責任感のない人は、たとえ空港近くに住んでいても、条件のいい仕事が見つかっても、軽い気持ちでアメリカの空港で働かない方がいいと感じました。

許可されていないエリアへの侵入、ドアの閉め忘れによるトラブル、定期的に行われる監査での不適切な対応などによる罰金、解雇、逮捕など、「間違えました!」では許されない状況に置かれます。

特にマイアミ空港の場合、空港の安全面だけでなくサービス面でもナンバーワンを真剣に狙っています。そのため、空港スタッフ全員が一丸となって常に全力で業務に取り組むことが求められています。

もし楽をして適当に仕事をしたいのであれば、空港以外で仕事を探した方がいいかもしれません。逆に、ある程度の期間を空港で働くことができれば、今後転職の際にプラスになるのは間違いないと思います。

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アメリカの赴任先企業のBiometric Screening 健康診断について

日本では年に一度の会社負担による健康診断がありますが、アメリカのほとんどの企業ではありません。健康管理は自己責任と考えているようです。

夫の赴任先企業では、アメリカでは珍しく、年に一度のBiometric Screening(健康診断)があります。家族も対象となっています。

今日は、アメリカの健康診断について紹介したいと思います。

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Quest Diagnostics Health & Wellnessの健康診断

夫と私は、夫の駐在先の企業のSignaという健康保険に加入しています。Signaには主に2つのプランがあり、どの病院でも好きなように選ぶことができる高い保険ではなく、指定された限られた病院にかかることができる安いプランを選びました。

夫の会社は、そのSigna保険のQuest Diagnostics Health & Wellnessと提携しているため、自分たちで病院やクリニックを探す必要はなく、会社の指示通り健康診断を受診します。

 

 

 

健康診断受診の目的とメリット

 

会社が健康診断の費用を負担してまで定期検診を受診させる目的は、日本と同じです。

企業が健康診断の投資をすることで、将来的にアメリカの高額な医療費のコスト削減に繋がりますよね。健康であれば仕事の生産性も向上されるので、企業にとってもメリットがあります。

 

私たち従業員と家族にとってのメリットは、今回の健康診断で健康であることが証明されれば、来年2018年度の健康保険料が割引されることです。

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健康診断の予約とアンケート

 

日本の大手企業の健康診断は、インターネット、電話、FAXなどでの予約を受け付けていることが多いと思います。

Quest Diagnostics Health & Wellnessの健康診断は、インターネットからの予約が基本となっていますが、実際には電話でも予約ができるようです。

 

夫宛に届いたメールの指示通りに、名前や住所などの個人情報を入力してアカウントを作成します。

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次に、生活習慣や健康状態についてのアンケートに答えます。

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最後に、健康診断の会場と日時を選択します。予約の変更もオンラインで簡単にすることができます。

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健康診断

 

①持ち物と食事時間の制限

当日の持ち物は、Signaの健康保険証だけです。

健康診断前日の食事時間の制限に関する記載がなかったので、調べてみると、日本の健康診断のようにX-rayなどはなく、食事時間の制限などありません。気休めにしかならないような健康診断です。

 

②たった15分の健康診断

受付から健康診断完了までの時間が15分と記載がありました。診断内容は、身長、体重、血液検査などのとても簡単なものです。

婦人科検診等は実費でも自分で予約するしかなさそうです。

 

 

診断結果

 

診断結果はオンライン上で確認することができます。郵送でも送ってくれるようです。後日ブログで報告します。

 

 

健康診断前のジム通いと食事制限

 

私は現在36歳なので、そろそろ健康診断前にジム通いと食事制限をして、なんとか健康枠に入ろうと無理をする年齢に近づいてきました。

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早速ジムに行ってきました。

健康診断で良い結果が出て、来年の保険料が安くなればと思います。

 

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